ＧＷは、長めの休みを取りました。
職場での立場もあるけど、要領良くやれば、なんとかなりました。良い休みでした。

さて、
本日は、連休の最終日。
留守宅から単身赴任先に戻る日です。
新幹線も相当混んでいました。
それでも、前もって、座席は予約していたので、指定席でゆっくりと座って帰ることが出来ましたが、通路を隔てた隣の席には、小学校低学年くらいの男児が座っています。博多からの始発の新幹線です。
まだ、車内はさほど混んでいませんが、その男児を連れていたご婦人が、「広島で降りるのよ！」と言っていたのは気づきました。そして、心配そうな顔をして、車内から出て行きました。ホームで、老夫婦と共に車内の男児の様子を見ています。男児も少し緊張気味ですが、時折の笑顔を見せて、見送りの三人に手を振っています。

お子様ひとり旅ですね

しっかりしている。まだ、幼いのに。
不安そうな表情も、新幹線が発車して直ぐに消えて、車窓を眺めたり、興味となってます。

でも、山陽新幹線です。
そう、ほとんどがトンネルです。
やがて、車窓の眺めも飽きて、おやつタイム。
ジュースとドーナツをリックから出して、もぐもぐタイム。

その後は、持ってきた、図鑑をペラペラとめくり、読書の時間です。

うーむ？
このパータンだと、本に飽きたら、お休みタイム？
お昼寝？？
と考えていました。
でも、いくらなんでも、緊張はあるでしょう？いくら幼いと言っても、緊張はすると思います。
僕ならば、寝ません、（たぶん？いや、寝ることなんてできない！）

予想は外しました。

徳山を過ぎた頃から爆睡していました。
やがて、広島が近づいたころ、首から下げているキッズ携帯が光りだして、振動しています。
それでも、気づきません。
やがて、広島到着が近づく車内放送。乗り換え案内。
起きません！

誰からも頼まれてません。
だだ、博多出発前に小耳に挟んだ会話だけ。
知っていて、知らんふりもできません。

男児のところに行って、声をかけましたが、
起きません。
肩を叩いたけど、
起きません。
子供の眠りは深いことを思い出しました。
身体を相当揺すり、耳元で大きく囁きました。
やっと起きました。
「広島に着くぞ！」
しばらく、ぼーっとしていましたが、
事情を理解して、身支度始めました。
そして、広島に到着間近、座席を離れる際に

すいません。ありがとうございました。

と僕に言って、降車しました。

ホームには、父親らしい男性が待っていました。

良かったね。
でもね、
少年よ、“お子様ひとり旅”ならば、
もう少し緊張しろよ！