「怒る」と「叱る」の違いから学んだこと
40代前半  北海道(道央)
2018/01/18 13:28
「怒る」と「叱る」の違いから学んだこと
私は大学卒業後から、IT系の会社でエンジニア職をしていますが、
35歳の時に、経営者を目指し、飲食店で3年ほど、店長として
修行していた事があります。

そのお店はオーナーが経営だけでなくお店にも立っていたので、
最初の頃は、それはもう、毎日怒鳴られていて、精神的にかなり
参った状態が続きました。

1年ほどが過ぎて、ある程度仕事もできるようになり、
アルバイトスタッフから慕われる様になったあとも、
半年ほどは、顔を合わせれば怒鳴られ、当時は
「なんでこんなに怒られ続けなければならないのか」
と反発する気持ちもありました。

ですが。ある日突然、気がついたんです。
オーナーは怒っているのではなく叱ってくれていたのだと。

怒鳴り続けることって。

飲食店を辞めてからの子育てで実感しましたが、
それはもう、ものすごいエネルギーが必要です。

相手が自分の子供なら、親としての責任感から
エネルギーを出し続けることも出来ますが、
オーナーにとって私は従業員であり他人。

他人にそれだけエネルギーを掛け続けられること、
それは、私を経営者にすると言う強い決意そのもの
だったんです。

思い返せば、語気は荒くとも、伝えて下さった事は全て、
私が経営者になるために欠けている部分ばかりでした。

この結論にたどり着いたとき、私は、
オーナーの親心に全く答えられていなかった自分が
ひどく恥ずかしくなり、ある日オーナーにお詫びしました。

後から本で読んで、言葉でも伝えられる様になったのですが、

「怒る」は自分の都合、感情からくるもの。
「叱る」は相手のことを思う、親心からくるもの。

なんだそうです。

オーナーのエネルギーの源は正に「親心」だったんですね。

それ以降、私はオーナーの言う通りに行動し、与えられた
裁量のなかで自分の色も出しながら、売り上げを伸ばす事も
出来ました。

訳あって独立する道は選ばず、IT業界に戻りましたが、
この時の経験は、今も私の宝物です。

我が家では、子供たちにも「怒る」と「叱る」の明確な違いを
伝えています。だから、口調が柔らかくても「叱ってるんだからね」
と一言添えるだけで、真剣に聞き入れてくれます。

大事なのは、側から見るとただ怒鳴っている様に見えても、
その裏側に「親心」があるか無いかと思います。

もし「怒り過ぎたかな」とか、「相手が怒り過ぎ!」と
感じたら「そこに親心はあるか?」を自問してみてください。

親心があれば、必ず幸せを引き寄せられると思います。(^^)
コメントする

コメント

40代前半  北海道(道央)

2018/01/20 8:47

4.  >>1 トーイ♂さん
コメント、ありがとうございます!
冷静に、しかし熱い心で接すれば…同感です!

オーナーも最初は普通に教えて下さっていました。
けど私の聞く姿勢が余りになっていなかったため、
どんな伝え方をされても私が理解せず…。

オーナーは、伝えられない自分への苛立ちから、
語気が荒くなってしまったのだと思っています。
全て私のせい。反省。

子供には、直感的に物事の本質を見抜く力が
あるって、私は感じてます。

だからその直感を人に理解して貰えるように
言語力を付けてあげられたらと思ってます。(^^)

30代前半  沖縄県

2018/01/20 3:03

3. 通りすがりです

そのオーナーがちゃんと「叱ってくれたから」後になっても、「叱ってくれてたんだ」
と解るのかもしれません

「学校で先生に怒られた」なんてよく子供たちが言いますが、
「お前が言うことが聞けなくて、叱られたんじゃないのか?」と聞き返すとやっぱり叱られてるだけなんです

俺は叱るときは、あまり感情を入れないようにしてます。怒らなくても、叱ることは出来るからです

50代半ば  鹿児島県

2018/01/19 23:04

2. おっしゃる通りだと
激しく同意です[指でOK]

50代前半  静岡県

2018/01/19 22:28

1. 冷静に、しかし熱い心で接すれば…相手に思いは伝わります。子供でも、一人の人間として関わる姿勢、コミュニケーションの力が優れているのですね。
私も叱ることを意識したいものです。

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…