思い、そして想い
じぃちゃん、ばあちゃんはまだ健在ですか?
俺は母方のばあちゃんだけでしたが、1ヶ月前に亡くなりました。享年99才でした
人が亡くなるということ、それを初めて経験し知ったのも父方のばあちゃんが亡くなった時だった。鮮明に今でも覚えている。
父方のばあちゃんの家は、昔、俺が小学6年生まで住んでた家から場所が近くて、小学校の帰りには、よく寄ってた。
ばあちゃんの話が好きでね。ってのは建前上
実際は、ばあちゃん手作りおはぎと、お小遣い欲しさにねw
ばあちゃんは仏教に詳しくて、僧侶的な?人でした。だから、いつも話は説法のような・・
ばあちゃん家に行くと、『仏壇にまず拝んできなさい』って必ず言われるから、そのうち言われる前に拝んでくる。
ある日、ばあちゃんに『何を拝んできたの?』って聞かれた
俺は『サッカーがうまくなるように』って答えた
すると『拝む時は無心になりなさい。』と言われた。けど、まだ10才だった俺にはよくわからなかった(-_-;)
おはぎ食べながら説法を聞いて、お小遣いもらって帰る。一週間に3日ペースでw
しかし、6年生になるとスポ少のサッカーが忙しくなり、また友達と遊ぶ機会が増え、ばあちゃん家に行く日も、徐々に減った。
一週間に1日、月に1日、けど、必ず行くとお小遣いは貰えたし、手作りおはぎも用意してくれてた。
けど、不幸は突然訪れた。
6年生の夏休み終わり頃、ばあちゃんは癌で亡くなった。一年前からだったそうだ。
会って話してるとき、俺には苦しい顔一つも見せなかった。入院せず、通院していたのも後でわかった。
初めてのお葬式
火葬、葬儀、そして自宅で法事の時には
親族がばあちゃんの家に。俺の親父は6人兄弟
。だから従兄弟も多くて、賑やかって言葉はその場では相応しくないが、賑やかだった。
久々に会った従兄弟と遊んだりしていて、
喉が渇いたから、冷蔵庫を開けた。
中身を見たら、カビのはえた『おはぎ』があった・・・
俺は、涙がこみ上げてきて
なんか胸が苦しく痛かった。
けど、泣いたら、なんで泣いてるのか聞かれるのも嫌だし、ぐっって堪えた。
ずっと待っていてくれたんだよね。
『ありがとう』って本気で心で思った。
思い、そして俺がおはぎを食べながら聞いてる姿、想い続けたんだね
『思い」=「頭の中で考えているもの」
「想い」=「心の中でイメージするもの」
なんだって。
人はいつか亡くなる。
その命の大切さ。ありがたさ。
思いやりを持つこと。
そして、大人になってよくわかる。
夢、希望、願い、
妬み、恨み、ひがみ
喜怒哀楽、人はそんなことを考えちゃたり、思ったりする。
また、世の中のスピードも早いから、なんとか追いつかなきゃとかね。
だからこそ、拝んでる時だけは『無心』になる
ということが大切なんだよね。
大人になってよくわかった。
長生きしなきゃだな。。
コメント
2019/09/12 15:15
1. 毎日が、当たり前にあるわけではない。
だから、後悔しないように生きなきゃですね(*^^*)
良いお話しを聞けて良かったです☆
私も、おばあちゃんが好きな子供でした。
亡くなった時は、本当にショックで3日間何も食べれなくてとにかく涙がこばれて何も考えられなかったです。
そんな気持ちを思い出しました。
今、空の上では楽しく過ごしているのかな~って。
そう思います☆
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