クーラーの逆襲が始まった。

うちのクーラーが私に牙を向いているのだ。時代が時代なら映画化やゲーム化、そう、まるでスターウォーズ・エピソード5ー帝国の逆襲ーレベルの猛反発。

クーラーの スイッチが 切れない のだ。

もう嫌になっちゃう。スイッチを押すとその時は運転が止まる。確かに止まる、止まるんだ刑事さん。オレは見たんだ、あれは確かに止まっていた。

しかしながらその押したスイッチから手を離した瞬間、また「運転」のランプが点灯し、再起動する。

つまりクーラーを止めるためにはスイッチを押しっぱなしにしなければならない。

しかしどうだ、いくらクーラーを止めるためとは言え、指一本を犠牲にするのは躊躇われる。

きっと日常生活も困難を極めるだろう。指をスイッチに固定したまま食事や睡眠を取らなければならない。

じゃあずっとクーラー付けっぱなしのまま過ごすか？

それも答えはノーだ。

クーラー付けっぱなしによる電気代でスカイツリーが8本は建つし、何より地球温暖化への影響が恐ろしい。

一年中クーラー付けっぱなしとなれば、その辺の発展途上国よりも悪影響を及ぼす事となり、いずれは国連から直アドで文句を言われてしまう。

つまり、どうにかしてこの止まらないクーラーを止める術を見つけ出さなければならない。

どれだけかかるか分からない。一ヶ月、いやもしかしたら一年たってもクーラーを止める方法が見つからないかもしれない。

だが私が諦めたら地球は終わりなんだ！私は戦う、この命がある限り！




次週「連打したら止まった！」の巻
ぜってー見てくれよな！