ワクワクの企業戦略:なぜワクワクには無料の伝言板があるのか?
何事においても「相手のことを考える」ことは重要である。
例えば40過ぎのオヤジが18歳の女の子とエッチしてみたいと思ったとき、
40過ぎのおじさんに抱かれてみたいと思う女の子がどのくらいいるかを考えることである。
ここで言う相手は個人に限らず、企業や政党、団体が何を考えているかを推察することはその企業なり団体なりとどのようにつきあえばよいか考える上で重要なヒントを与えてくれる。
ここではワクワクメールという企業が何を考えているかを私なりに考察してみる。
私が入会したころのワクワクには無料の機能が全くなかったので、男はポイントがなくなると誰ともやり取りができなくなる。
誰ともやり取りできないのにサイトをのぞいてもしかたないので、
ポイントがなくなると男はサイトにアクセスしなくなる、半ば自然退会=放置状態となる。
その後徐々に無料の機能が付加されてきた。
まず掲示板への書き込みが毎日各コーナーに1度だけ無料でできるようになった。
男はポイントがなくても取りあえず書き込みはできる、書き込みをすれば返事が来る、以後のやり取りをしたければ男はポイントを購入しなければならない。
私は実に優れた企業戦略であると思った。
その後伝言板機能が追加され、公開伝言板は無料でやり取りできるメディアになった。
ワクワクは男性ユーザーからのポイント収入で成り立っているサイトだから、無料でやり取りできるシステムは本来経営的にはマイナスのはずだ。
ところがシステムはうまく作られている。
伝言は60文字に制限され、誰にでも読むことができる上に使用禁止語句が多い。
公開伝言には通知機能がついていないのでユーザーは待っているだけでは返事が来たかどうかはわからない。
つまりメール、伝言板とも無料で利用できる女性にとっては全くメリットがなく、
初めから女性が使いたがらないように設計されているのだ。
無料の公開伝言を受け付けるかどうかはユーザーが設定できるので、
多くの女性は伝言板をヒソ伝のみの受け付けにしてしまった。
私は伝言板ができたときからこうなることを予測していたが、
おそらくワクワク本部もこうなることを初めから予測しておいて、
伝言板機能を追加したのだ。
男はポイントがなくなっても一部の女性とはやり取りができるので、
サイトを利用し続けることができる。
もちろんポイントがないとやり取りの制限が大きいので、
ときどきポイントを購入して利用したくなる。
つまり、伝言板がなければポイント切れとともにサイトを去っていた一群をサイトにつなぎ止め、ときどきでもポイントを買ってもらえるようにした、
これまたみごとな企業戦略である。
私はここでワクワクの企業戦略にだまされてはいけない、などとチンケなことを言うつもりは毛頭ない。
サイトを利用する者にできることは利用し続けるか、去るか、この二者択一だけである。
だとすればなおのこと、ワクワクメールというサイトがどのようなサイトなのかしっかり認識した上で利用するのが肝心ということだ。
コメント
2010/06/28 10:49
8. >〆刹那〆AKBネ申さん
先日はありがとうございました。
私も日記機能は現在のワクワクの目玉商品と考えています。
もちろんその企業戦略の中心は顧客層拡大と収益増加と思いますが、
日記にはいろいろな意義、対人効果があるので一元的にとらえるのはちょっと難しいですね。
例えば、
ワクワクは日記を通じて非援の出会いの拡大を狙っている、
あたりを私は想像していますが、考えがまとまったらまた駄文を弄してみます。
返コメ
2010/06/27 22:20
7. こんばんは
昨日は、日記にコメント頂きましてありがとうございます。
確かに男性会員にとって伝言板は便利ですね
そして今は、この日記機能が新たな企業戦略でしょう…
返コメ
2010/06/27 10:43
6. >金本玉男さん
私もそう思います。
今年の目玉はこの日記機能ですが、登場当時からこれほどバグが少なく安定したシステムというのは珍しいくらいです。
システムの改変、修正も対応が早く社内に相当優秀な開発部門を揃えているのでしょうね。
返コメ
2010/06/27 7:19
5. ワクワクは良く次から次へと内容を変えて、利用者を繋ぎ留めようとする努力、大したものだと感心する。 いい加減なサイトでない事は確からしい。 これだけの機能を構築する能力も凄い。
返コメ
2010/06/26 12:55
4. >U^エ^U(ポチ)さん
コメありがとうございます。
ユーザー収入で運営されているサイトの多くは、
無料コンテンツで客を集めておいて、
魅力的な有料コンテンツで客から収入を得る、
出会いサイトもゲームサイトも手法は同じですね。
返コメ
2010/06/26 11:32
3. 携帯電話で遊べる無料のゲームがありますよね。
あれは無料という売り文句で客を釣っておいて、最終的には有料のコンテンツを利用させるように仕向けているんです。有料のコンテンツを利用するかどうかは利用者側の判断に任せられているので、まさにワクワクと同じようなシステムになっていますよね
返コメ
2010/06/26 9:26
2. >トシさん
利用する人が楽しければいい、その通りですね。
私もワクワクでいろいろ楽しいことができるので利用しています。
これは一時ランキング上位を占めていた伝言板の話題について、
どうしてもっと本質的なことを考えないのかなぁ…、
という思いを駄文にしてみたものです。
返コメ
2010/06/26 8:52
1. 利用する人が楽しければいいんじゃないの。
返コメ