日頃密かに師と仰ぐお方のマネをして私も野外露出ネタの日記を書いてみることにした。
私は野外露出に興味はあるが今までに数回しか実行したことはなく、ほぼド素人だ。
これは今年の９月にやらかした失敗談である。

私としては２年ぶりに野外露出のアポを取ることができた。
普通の撮影系に比べるとOKを取り付けるのは格段に難しい。
この子と会うのはこれが２度目、ノリのいい女の子なのでなんとかOKを取りつけることができた。

この日は天気もよかったので露出のチャンスがなくても散歩だけでも楽しいかもしれないくらいに考え、旭山記念公園に行ってみた。
札幌市街を一望にできる展望台の側は人が多いが、裏側の散策路は昼間でも人が少ない。
谷底へ向かう道は起伏が多く道の周りには茂みがあるため人目につきにくいと考えたのである。

女の子を途中で裸の上にTシャツ１枚だけにして、いざ裏山へ…
ところどころ散歩する人を見かけるが多くはない。
私たちはまず茂みの深い谷底を目指すことにした。

背丈くらいの草木に囲まれる小径を通りながら、彼女は「ここなら大丈夫だね。脱ごうか？」と笑った。

が…次の瞬間、不意に茂みの陰の細道から老夫婦がぬっ！と登場…
「あらら…驚かしてごめんなさいねぇ」
老夫婦はなにごともなかったように通り過ぎて行ったが、振り返ると彼女は道端で石像になっていた。

よく観察すると人通りが少ないとはいえ2～3分に１度くらいは誰かが近くを通る。
Tシャツは股下まで覆う丈ではあるが歩くところを下から見れば前も後ろも丸見えだ。
誰かが通りかかれば彼女はその場で石像になるしかない。

私たちは慎重に周りをうかがいながらやっとのことで数枚写真を撮り、引き上げることにした。

家に帰り写真を確認してみた。
ロクな写真がない。

一瞬のチャンスにパッとTシャツを持ち上げ、その瞬間を狙ったのだがタイミングが微妙に合っていない。
しかも快晴の昼間だったため肌に小枝が影を落とし、コントラストが強過ぎて肝心の部分は黒つぶれだ。
唯一記念になりそうな写真と言えば彼女がベンチに座って開脚Vサインしたカットくらいだ。

先日、師の露出写真を見るとどこが間違っていたのかは私の知能でもすぐに理解できた。
人目につきにくい物陰は、こちらも近づいてくる人に気づくことができない。
見通しのよくない場所を選ぶべきではなかったのだ。

正解は近くに人がいないことを確認できる見通しのよい場所でかつ自分が隠れることができる物がある場所だ。
今から振り返ると２年前に露出写真に挑戦した羊ヶ丘の裏庭は見通しがよい上に近くに植栽があり、偶然ながら正解と言える場所選びをしていたのだった。
マグレ当たりの正解は続くものではない、ごく当然のことだ。

めったにないチャンスをしっかりモノにするには事前の知識習得が肝心、と改めて勉強したＵ助であった。