バイト
俺が初めてバイトしたのは高1の夏休み。
英会話のジオスのポスター貼りだった。
民家の壁などにポスターを一枚貼るごとに200円もらえるというシステムで、俺は口ベタなこともあって時給にすると平均300円くらいだった(労働基準法はどうなってたんだろう)。
おまけに、本来なら移動のための交通費が支給されるはずが、自転車で来ているという理由でこれもすべてカットされる始末。
時給300円で数ヶ月、働き続けた。
雨の日も当たり前のように、自転車で郊外をかけめぐった。
今だったら即刻でやめているところだが、当時は初めてのバイトだったので「働くっていうのは本当につらいのう…」と思うばかりだったのだ。
300円稼ぐために、全身ずぶ濡れになりながら民家の扉をたたいて回った日々。
しばらく後、高校の授業が忙しくなってきてのでバイトをやめた。
その数ヵ月後、こんどはケンタッキーの調理場でバイトを始めた。
そして感動した。
出勤すれば確実に一時間700円もらえるうえ、時には残り物のフライドチキンをもらえるのだ。
ああ天国だと思った。
なんて素晴らしいバイトを選んだのだろう、ほんとにツイてるよオレは…と。
トイレ掃除なんかもガンガンさせられたが、確実にお金をもらえるだけで感謝の気持ちでいっぱいだった。
おかげで今でも、たいていの仕事は天国であります。
なにごとも最初が肝心です。
こう考えると実家時代、母親の手料理が異様にまずかったことにも感謝しなくてはならない。
吉野家に行ってもサイゼリヤに行っても、「うまいなァ…」「果報者だよオレは…」と心から幸せをかみしめることができるのは、これすべて母のおかげなのだ。
ああ、ありがとう母さん!!
コメント
2018/07/09 17:53
2. こんにちは、おすすめ日記からきました。
サイゼリヤ美味しいですよね。
サイゼリヤのメニューはたいてい美味しい。
ドリンクバーだけがお不味い。
返コメ
2018/07/09 7:52
1. まさしく食育ですな(笑)
返コメ