てんかん患者の鹿沼市6人死亡事故について…日曜画家のサイト日記
60代半ば  福島県
2011/05/08 15:34
てんかん患者の鹿沼市6人死亡事故について…日曜画家のサイト日記
今回事故に関しサイト内の議論は…やり切れないものがありました。
論理的欠陥を批判し更には人格否定に至る…中には私がお気に入りしてる方同士での日記とコメント欄で議論…読むのが辛いですね[ほっとした顔]

私は心臓に持病あり治療中であるにしても、周囲にてんかんの人はいなく、今回の事故についても報道以外のことは知りません。

ただ、昔は私も運動に携わった人間です。
何かの社会運動する主体にとって、効果的に運動を展開するためにはどうあるべきか…このような運動論については一定の経験も積み研究もしたことあります。

マーケティング論としての『ランチェスタ-戦略』は教えてます…
・戦力に差がある場合は大規模な遭遇戦では結果は戦力差の2乗に比例する
・競争において劣勢の場合は局地戦に持ち込むべし

今回の議論に関しては、てんかんの人を守るための運動の立場からなら…
てんかん患者が被害者の場合にこそ、てんかん患者に対する理解を主張するべきであり
てんかん患者が加害者の場合にてんかん患者に対する理解を主張するのは…私にはあまりに運動音痴とも感じますね。

てんかんの人たちの団体の指導部は今いったい何を考えてるのか…興味を持ち調べましたが、てんかん協会の会長声明を読み、正直ほっとしました。

協会のサイトに載ってますが、アクセス集中して繋がり難い状態ですので、引用転記しておきます。
過不足ない見解と思いますので、いろんな立場の方もお読みになってはいかがでしょうか?

※※※※※※※※※※※
《2011/04/21 日本てんかん協会声明》

「栃木県鹿沼市で発生した交通死亡事故」に関する声明

4月18日(月)朝、栃木県鹿沼市においてクレーン車が登校途中の小学生6人を死亡させるという重大な事故が発生したことは大変痛ましく、亡くなられた子供さんたちのご冥福を哀心からお祈り申し上げます。また、ご遺族の皆さまへも深甚なるお悔やみ申し上げます。

 社団法人 日本てんかん協会
      会長 鶴井 啓司

■今回の事故に対する当協会の考え

報道によると今回の事故では、クレーン車を運転していた人がてんかん発作を起こしたために突然意識を失ったことが原因ではないかとの疑いがあり、当協会としても捜査の推移を注視しています。

てんかんのある人は、服薬中であっても発作が抑制されていると認定された場合には、運転免許の取得が可能です。ただし、運転を職業とする免許は取得出来ません。

今回の加害者(運転手)の治療や免許取得状況などは分かりませんので、具体的にコメントをすることは出来ませんが、病気を申告せず運転免許を取得し、発作も抑制されていなかったとされます。それが事実なら、自動車の運転は認められないにも関わらず運転をしていたことになり、社会的責任が欠如していると言わざるを得ません。

多くのてんかんのある人たちが、治療や生活の自己管理に努力を払い、法律の下運転免許を取得したり、取り消しを受けたりしている中での今回の事故は極めて遺憾であります。

■適切な治療を受ける助言・援助と、遵法による運転免許取得の啓発活動を進めます。

協会では、これまでも全国の協会員およびてんかんのある人やその家族・関係者に対し、薬物療法など適切な治療を受けるための助言・援助に加え、運転免許取得においても法律を厳密に遵守するよう繰り返し啓発を行ってきました。また、運転免許証の新規取得や更新に際しては申請書に虚偽無く記載することや、取得後に発作が出現するなど免許所持の要件を満たさなくなった場合には返納するなど、当事者の自覚と責任を促すための活動を行ってきました。

私たちは、今回のような痛ましい事故が二度と起きないよう、てんかんのある人に対し適切な治療を受けることへの助言・援助など、法に則った運転免許取得に関する啓発活動を引き続き推進していきます。

※ 以上 引用終り ※※※

2002年に道路交通法が改正され、てんかんの方の免許取得は緩和されました。

治療中でも発作が抑制されるか、発作が睡眠中に限定される場合…条件付きで免許取得は可能です。但し、大型や二種等、運転を職業とするための免許は取得出来ません。

免許取得の条件としては…医師の診断書提出等が必要です。

ただ、自己申告ですから、病気を隠して免許を取得しようとすれば出来てしまう…という制度上の欠陥があるでしょうね。

今回事故をきっかけとして、免許取得が厳格になったり、事実上出来なくなったりする…こんな可能性もありそうですね。

医師がてんかんの人を診察した場合は警察に届けるのが義務付けられたり(これは法律改正が必要)…
法律を変えなくても、施工令、施工規則、通達等で運用が厳格になったり…することも考えられます。

てんかんのある方が生活する上で病気を公表していれば何かの際に周囲も適切な対応が出来るかもしれませんが、逆に公表することで社会的に不利な立場になったりすることもあるかもしれません。
てんかんのある方が病気を公表するか、あるいは隠して生活するか…このこと自体は本人の判断です。
但し、免許取得の際には病気のことを隠してはならない…これは法律上の要請であり、差別の問題とも異なります。

私は今回は事故を起こしたてんかん青年の責任については述べませんが…
日本てんかん協会が声明で、事故を起こした青年については『社会的責任が欠如していると言わざるを得ません』、事故については『極めて遺憾であります』と公式に述べてることには留意します[ほっとした顔]
コメントする

コメント

2011/06/15 15:36

39. >なおちゃんさん

返信コメント遅れ失礼しました[ほっとした顔]

病気を抱えての生き方は大変とも存じます。お大事になさってください。

40代前半  大阪府

2011/06/11 14:33

38. >かなちん[福島第一原発80km圏在住]さん

確認の為ではありません[わーい(嬉しい顔)]精神科に通っているんですが、手の震えと苦しみで自分ではテンカンではないかとの判断で検査にいたります。毎日おこる発作なので何とか打開策を見出だしたくての検査となります。
ご教授頂けありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

2011/06/11 14:15

37. >なおちゃんさん

閲覧コメントありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

確認のための、てんかん検査でしょうか?
てんかん治療中でも発作が抑制されてる場合は免許取得は可能で、医師の診断に依るようで…病気を隠さず自己管理に努めながら運転されてるようですね。

40代前半  大阪府

2011/06/11 13:37

36. はじめまして[わーい(嬉しい顔)]
今度テンカンの検査するんですが免許はどうなるのでしょうか?
大型一種と中型二輪を持っています。
ご教授頂けたら嬉しいです[わーい(嬉しい顔)]
よろしくお願いします[わーい(嬉しい顔)]

2011/06/11 6:26

34. >《まさ》さん

閲覧コメントありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

コメントからは状況がよく掴めませんが…お近くに何か精神的疾患がある方の施設が作られ、幼い子供の親として不安だ、戦い=運動で施設管理の責任所在を追求した、ということでしょうか?
地域住民の安全と施設入所者の生存権を調和させながら運営する方向性があれば良いですね。
日記テーマとも離れ、状況掴めませんのでこれ以上のコメント難しいですが、日記に書かれるてはいかがでしょうか[ほっとした顔]

40代前半  神奈川県

2011/06/11 2:00

33. とりあえず言い方は悪いにしろ人格?精神?すいません医者では無いので詳しく言えませんが、その人が目の前に引っ越した、自分には生まれたばかりの子供が居る、恐怖と思うのはおかしいでしょうか?実際目の前に事前の連絡も無く施設作られて、私は戦いました…本人は自覚ないにしろ問題起こって、家の子供は殺されても何もお咎め無しですよ[exclamation]市議とも話して責任を明確にって話しで決着付けましたが、皆さん、主様はどう思うのでしょうか?

2011/06/04 14:09

31. >ご注意ください…モバイラーズ交換が要審査になりました〓天下一さん

閲覧コメントありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

てんかんの方に天才が多いとの指摘は貴重ですね。
再認識させられます。

2011/06/02 6:07

30. ゴッホもてんかん持ちでした…歴史上人物にもてんかん持ちは多数存在します。いわゆる天才がてんかん持ちなのです。脳内部のニューロンの話しまではしませんが一般人と脳の働きが在来線と新幹線ほどの違いがあるんです…
うちの近所の男の子も3歳で朝刊を読み耽ってましたがてんかん持ちでした。今は〓でてんかん発作も出なくなり一般人になりましたよ。

2011/05/16 10:54

29. >メダリストさん

閲覧コメントありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

ビジネス論はテーマではありませんが…運動は通常はマイノリティの立場からのるものですから、弱者の戦略として事例的にランチェスタ-を出しました。
クラウゼビッツ[戦争論]も良かったですが[わーい(嬉しい顔)]

50代前半  栃木県

2011/05/14 8:58

28. おはようございます。お初コメから大変詳しく調べていただきありがとうございました。しかしビジネス論では、〓ランチェスターの弱者の戦略だか強者の戦略だか知りませんが、20年前に流行った零細企業向けのビジネスガイドに頼るようでは、まだまだですなぁ[泣き笑い]

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…