感動する、ということ
40半ばともなると滅多なことでは感動しなくなる。
思えば子どもの頃、世界は感動に満ちていたような気がする。
あー、なんて純粋でピュア(意味同じか)だったことか。
色んな出来事に遭遇するたび、ときに驚きときに泣く。
もちろん感動も。
ある程度人生経験をつむと経験値があがり、対処法も身に付けてしまうと世界はとたんに予定調和へと変貌してしまう。
「大人になりなさい」
昔ある女に言われました。
大人になってはみたものの、つまんないっすわ(苦笑)
少し前、ある出来事で超ブルーになった私は仕事以外の人間関係をすべてぶっちしていた時期がありました。
こう見えてもワタクシ、内省的な人間なんすよ。
友人からのメールも基本無視。
今思えば友人すべてを失ってもおかしくなかった。
…まぁそれでもいいや、って気持ちもなくはなかったことは事実です。
そんな折、ある友人から電話がきました。
でも無視。
また電話が鳴る。
でも無視。
三度(みたび)電話。
嫌々電話に出てみる。
「なに?」
どうしたんすか~。
電話出てくださいよ~。
「いやまぁ色々あってさ、あんまり人と話したくなかったんで」
んなこと言わないでくださいよ~。
メールも返事こないし、電話もでないしどうしたのかと思うじゃないっすか~。
「ごめん。でもマジ今余裕ないんだわ」
なんだか知らないっすけど、あんまり思い詰めないほうがいいっすよ?
「ありがと。じゃ切るわ。心配しなくていいから」
今思えばあまりにも失礼な受け答えだったと反省してますが、、、当時は本当に余裕なかったんで(汗)。
電話の相手は千葉に住む友人。
趣味友だったのが色々と話すうちに仲良くなり、今や家族ぐるみのお付き合い。
こんな男すら捨てようとしていたオレっていったい。。。
その電話から4時間後。
またそいつから電話。
「だからどうしたの」
いやちょっと心配になって。
「心配してくれるのはありがたいけど、今はそっとしといてくれないかなぁ」
そんなこと言ってないで飲みにいきましょうよ!
「はぁ?なに言ってんの?今千葉なんて行けないし」
今時間あります?
「そら時間あるけどさ、千葉は無理だわ」
今家の前にいるんすけど。
感動した。
玄関まで行ったらそいつがいた。
心配して新幹線に飛び乗ったらしい。
その後2人で大酒飲んでぶっ倒れ、翌朝2人で笑い合った。
悩みなんてどうでもよくなった。
先日その友人から電話。
「今度結婚しようと思う女できたんすけど、会ってやってくれないっすか?」
「会ってみてダメならダメで遠慮なく言ってください。オレ、別れますから」
またちょっと感動した。
この歳になってまだ感動できるなんて思わなかった。
コメント
2010/07/31 10:27
3. 面倒なんだね俺みたい(笑)いい人いるんだな
返コメ
2010/07/31 10:13
2. >ももこさん
ありがとうございます
いいヤツすぎてオレには勿体ないっすわ
返コメ
2010/07/31 9:54
1. 真面目な日記もいぃですネ
ひろサンのお人柄カナ?
感動シマシタ
返コメ