一部、状況描写を正確にするために暴力的で下品な表現があるので、先にお詫び申し上げます。
<(≧ロ≦)>ゴメンチャイ☆
今日、昼休みの旦那と電話で口喧嘩をしていた。
理由は大したことではないのだが、旦那の金遣いで口論となり、のらりくらりとする旦那の態度に腹が立って電話を切った。
その直後
さすがに自分でも、カリカリした姿を子供達に見せたらまずいなと思い
子供達にお留守番をお願いすると
私は次女のオムツやシャンプーを買いに薬局へ自転車を走らせた。
いつも行く近所の薬局は環七に面していて、いつ行っても路駐の車が停まっている。
今日も例に洩れず黒いステップワゴンが停まっていて、窓の上部が7~10㎝ほど開いていた。
中はスモークが貼られて見えない。
私は特に気に止める事もなく自転車を停めると
店内で目当ての買い物を済ませてさっさと自転車の所へ戻ってきた。
荷物をカゴに入れ
オムツの取っ手をハンドルにひっかけ
さぁ、行こう!と、自転車にまたがった瞬間…
イヤホンの紐を隣の自転車に引っ掻けてしまい、耳からイヤホンが外れてしまった。
その時である。
「ママ…ママ…」と呼ぶ
小さな子供の声が聞こえてきた。
声のする方へ慌てて視線をやると
その声は
スモーク貼りのステップワゴンから聞こえていた。
「誰かいるの?」
私がそう呼び掛けると
窓の隙間から小さな白い指先を出して
『…ぅえぇぇえん』と言う泣き声がその存在を顕著なものにした。
「どうした?何があった?」
慌てて駆け寄り
その子の手を取ると
熱く湿って
小刻みに震えていた。
「暑い…暑いよぉ…」
泣きながら応える声に
「君の他には誰か居ないの?」と聞くと
「ま
ちゃんが…妹がいるよ。
でも、ゆすっても動かなくなっちゃったの…」
不審に思い
「パパかママは?一緒じゃないの?」と聞くと
「ママ…電話きて、車降りちゃった…」との返事が…
慌てて薬局の前の自販機で水とスポーツ飲料を買ってその子に手渡そうとドアに手をかけるも
ドアは鍵がかかっていてビクともしない。
仕方なく窓の隙間から手渡して、私は店内に踵を返した。
そこで、叩き割ると袋の中で化学反応をおこして保冷剤になる物を陳列棚に有るだけ(8個)購入し、
全部叩き割って車内に放り込んだ。
そこで、妹の首筋や脇の下、足の付け根を冷やすように指示。
残った保冷剤で、自分の体を冷やすように指示した。
それから、スポーツ飲料を半分飲んだら、そこに水を入れて割り増ししてから妹に飲ませるように指示。
私はその間に薬局の人に頼んで救急車を呼んでもらい
意識の朦朧としている車内の兄妹にずっと呼び掛けていた。
間もなくして
わりと若い女性が、車の鍵をチャリチャリ回しながら近づいてきた。
猫なで声で電話を切ると
真っ直ぐに私の所へやってきて
「あんた、うちの車に何してんの?」
…と、先程の電話とはうってかわってドスのきいた声で私にスゴンできた。
その声を聞いて「ママ!ママ!」と、男の子が騒ぎはじめる。
それを聞いた母親は
「ちょっとぉ!あんた、うちの子に何したのよ!」と、いきなり平手打ちをくらったので、
「てめぇが母親か?おらぁ!」
…と、
ミゾオチに一発蹴りを入れて転ばし
「てめぇこそ今まで何やってたんだ?コラ
」
と言うと
「あんたに関係ねーだろババァ!」と言われたので、グーで一発叩いてから
「いいから早く鍵開けろや!」と、怒鳴り付けてやった。
しかし、状況のわかっていない母親は「フザケンじゃねー!」と喚き散らし、
車内の男の子は大泣き。
私は、スキあらばと殴りかかってくる母親を交わしながら
なんとか車の鍵を奪取。
鍵を開け、急いでドアを開けると、中からは凄い熱気が溢れ出た。
車内では
泣きじゃくる男の子が一人と、真っ赤な顔で倒れ込んでいる女の子が一人。
やっと事の重大さに気付いたバカ女は、母親らしく子供達にかけより
「大丈夫?」なんて、呑気に声をかけている。
私は自販機で水を3本買い、車の中の子供達に水をかけると、涼しい店内に子供達を運んだ。
「ちょっとぉ!うちの子に触んないでよ!」とか
「車の中濡れちゃったじゃん!」とイチャモンをつけてくる母親を無視して、
薬局の薬剤師さんに指示して子供達の体を冷した。
すると、すぐに救急車がやってきて、『熱中症』と判断された子供達は担架でサクサク運ばれて行った。
一緒に駆け付けたお巡りさんに母親と私は事情聴取され
私はすぐに解放されたが
母親はどうやら不倫相手と長電話の末の人災だと言うことで
近くの署まで連行されていった。
とりあえず、残ったお巡りさんと薬局のスタッフさん達に丁寧にお礼をすると
私はハラワタの煮える思いで家路についた。
人生において
車内熱中症の子供を見たのはこれが初めてである。
なので今、その憤りを抱えたまま日記を書いているので、いつもより文章は稚拙かも知れない。
しかし、
この事実を元に皆さんにもしっかり考えてもらいたい。
まだ幼稚園児くらいの小さな子供が、
暑い車内でどんな思いをし、
どんな体験をしたのか。
私が気付かなかったら
応急措置が遅かったら
子供達は大変な事になったかも知れないと救急隊員の方に言われた時は
本気で母親の顔面を
原形がわからなくなる位グーパンチしてやろうと思ったくらいだ。
いつでも子供を危険に晒すのは大人の無知と認識の甘さだ。
ぐったりと人形のように力を無くした妹を抱き上げた時に強く思った。
現代の親は『親』ではない。
子供を産んで育てているからと言って、大人になりきれないで何が『親』だろうか?
『大人』と言うありかたを
『親』と言うありかたを
私達は軽く考えてはいないだろうか?
そこにある義務や責任
その重大さを
私達は今一度本気で考え、向き合わなければいけないのかも知れない。
願わくば…
今日の母親のような下衆は
レアキャラであってほしいと強く思う。
そして、
子供達の無事を
平和を
強く願う。
一人の母親として…。
※(9/2現在、追記をさせていただきます。)
ありがたいことに、皆様から多数のコメントをいただきました。
皆様ありがとうございます
その中で、今後皆様にも何かの役に立つかも知れない情報をいただきましたので、日記にて記載させていただきます
0570-064-000
↑全国どこからかけても、お住まいの地域の児童相談視所にかかるそうです。
また、車内に子供等が取り残された緊急時には、車の窓ガラスを割っても人命救助になり『器物損壊』にならないそうです。
この場合、窓ガラスは大きめな石などで割れるそうですが、車内の人間が怪我をするような飛散はしないそうなので安心して叩き割って下さい
あ、ストレス発散で叩き割っちゃダメですよ
あくまで人命救助等の緊急時のみです
人命救助は一刻を争います。
そんな時に、この日記が何らかのお役に立てれば嬉しく思います
更に欲を言えば
皆様にも人命救助等の緊急時を頭の片隅にいれていただけたら…
そして、一人一人がその為の知識に関心を持っていただけたら幸いです
ありがとうございました
コメント
2011/08/27 23:46
128. はじめまして〓〓
素晴らしい行動に敬意を表します〓〓
とんでもないバカ親ですね
ホントに憤りを感じます。
パチンコやって熱中症で子供死なせたり…
若い=バカの一過性ですから、その子達が不憫でなりません。
ぶん殴ってでも状況を打開した事は誇りに持って良いと思います。
もっと違う方法を…なんて言ってる輩はそんな場面に出くわしても絶対視て見ぬふりですから
感動しました。
素晴らしい行動にホントに敬意を表します〓〓
失礼しました〓〓
返コメ
2011/08/27 23:46
127. お初です普通は 子供を連れてたらそんな事しないよね~ もし俺が その子供の父ちゃんで ボケた嫁さんを持ってたら 直ぐに 俺は子供を連れてそんな女と離婚します しかも最低な母親ですね
返コメ
2011/08/27 22:56
126. 全く素晴らしいです!
自分がその場面に出くわした時、同じことが
できたか? 考えさせられました。
しかし、馬鹿は困るよね。子供が気の毒。
親ではない!ただの馬鹿!
返コメ
2011/08/27 22:28
125. >文彦さん
コメントありがとうございます
本人は全く偉いことをしたとは思ってないので、誉めていただくと恐縮です
ただ、結果的に子供達が無事で良かったなと思います
返コメ
2011/08/27 22:21
124. >♪すず♪さん
成敗…
ぃゃぃゃぃゃ
私、水戸黄門みたいに免罪符になる印籠とか持ってませんし
暴力ふるって『正義』とか言い張れるのはテレビやマンガの中だけですよ(笑)
返コメ
2011/08/27 22:18
123. >たまごかけごはんさん
コメントありがとうございます
件の母親は…
たぶん、子供達にとっては良い母親なんだと思いますf(^^;
今後、このような事が起こらないといいな~と思っていますが、、、どうかしら?
私より、誇るべきは兄妹のお兄ちゃんだと思います。
なので、退院の時には何かプレゼントでもしよかと思っています
返コメ
2011/08/27 22:10
122. もし誰も気付かなければ、母親もパニック状態に陥って子供達の命も危なかっただろうに……貴女のとっさの行動に拍手です〓
返コメ
2011/08/27 22:07
121. >勘さん
コメントありがとうございます
…てか、殺意まで沸かしちゃダメですよ~
私はお礼を言われるような立派な人間でもなければ、立派な行いをしたわけでもありませんよ
返コメ
2011/08/27 22:06
120. >ぷょんさん
暴力暴力じゃないですよ~
だったらその母親が子供達にしたことの方が虐待ですよ…
暴力というより征伐ではないかと…
返コメ
2011/08/27 21:41
119. きっと、件の母親も、普段は良き母親であることを願いたい。
たぶん、本人の心の中の優先順位が、一時的に狂ってしまったのだと信じたい。
でも、個人の自由は、公共の福祉よりも、基本的人権よりも、優先順位は「あきらかに」下。
ここさえ気をつけていれば、そうそうあってはならない事態には、ならないんだけどなぁ。
よー頑張った!誇るべし!!
では~。
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