新しい年になってから15日しか経ってないのに

何人もの人が刺されました。

強盗

喧嘩の末

痴情のもつれ

中には｢誰でもいいから殺したかった」

という無差別殺人も。


私も過去には

上司の理不尽さに激昂して

｢アイツと刺し違えてでも闘う!」

と、決意表明したことがありますが、

本当に刺そうと思ったことは

一度もありません。


どうして、こんなに簡単に刃を向けるのか

生身の人間を刺せるのか...

信じられない世の中です。


ドラマに出てくるように

被害者の中には

刺されても仕方がないと

思える人もいるかもしれませんが...


今朝出勤したら

隣の部署から応援に来てくれてる若者が、

前に日記に書いた『暴言係長』に

｢殺すぞ！」と言われた...と。

現場で二人きりの時に。


以前日記に書いたのは

未成年の子に向かって

｢帰れ、死ね!」と言った出来事でしたが、

今度は｢殺すぞ！」((((；゜Д゜)))


そんな恐ろしい言葉を

言ったことも言われたこともないから

聞いただけで

怒りとも悲しさともつかない気持ちが

込み上げてきて、泣きそうになりました。

心がガサガサになった気がしました。


死ねとか殺すとか

生涯一度も使わない

使わなくていい言葉を

何故｢おはよう」みたいに言えるのか。


たとえ凶器を用いなくても

『言葉の刃』を無抵抗の相手に向けた

殺人未遂だと思いました。


このままでは気持ちが落ち込んで

立ち直れなくなってしまうから、

私の得意技『良かった探し』を

することにしました。


今回は過去のお話。

15年ほど前のことです。

友達の息子Yくんが

幼稚園で毎日お友だちから叩かれる

という話を聞いていて、

負けず嫌いの友達(母親)は

｢やられっぱなしで居ないで

たまには 叩き返しなさい！」

と、我が子を叱咤激励していました。


そうしたら、Yくんが言いました。


｢お母さん、叩くと痛いんだよ。」


聞いた瞬間　

友達も私も感動して

思わず涙ぐんでしまいました。


叩かれると痛いから

痛いことを お友だちにはしない。


若冠5歳にして

相手の痛みがわかるなんて。

自分を痛い目に遭わせた相手なのに。


胸がキュンとなるのは

相手の年齢は関係ないと知りました。

5歳の少年に惚れました。

そして

大切なことを教えてもらいました。


小さかったYくんも今年20歳。

遠くに離れて会ってないけれど、

本当の優しさと強さを知っている

素敵な大人に成長したと信じます(*´∀｀)


自分がされて嫌なことは

相手にもしない。


一人ひとりがしっかり胸に刻んでいたら

人を殺めるような悲惨な出来事が

この世から無くなるのではないか

私はそう思います。


一時の感情で凶器を使うのはもちろんですが

言葉の刃も決して使わない。

改めて心に刻みました。


自分の発した言葉を

一番近くで聞いてるのは

自分の耳だから、

汚い言葉が身体に入ったら

心が腐ってしまうから。


いつも いいハートでいるために(*´∀｀)