定食屋でごはんを食べるお一人様の女性客とゴーストバスターズ
30代後半  埼玉県
2018/04/07 4:16
定食屋でごはんを食べるお一人様の女性客とゴーストバスターズ
最近、仕事帰りに都内の某定食屋に入りました。
夜の定食屋はお客さんでにぎわっていました。定食屋にはお一人客の女性が何人もいました。カウンター席にもお一人様の女性客が一列に並んでいる状態でした。

空いている席がそのカウンター席だけだったので私もカウンター席に座り、私は焼き魚定食を注文しました。

カウンターのはじにいた女性が威勢良く「ごはんおかわりください!」と、店員さんに注文しました。
すると、となりの女性も続けて「ごはんおかわりください!」と注文しました。
さらに、となりのお一人客の女性も「ごはんおかわりください」と注文しました。
次に、さらにとなりに座っていた私も負けじと「ごはんおかわりください」とおかわりを頼みました。おかわりの4連コンボですね。

「農家の方が丹精を込めて作ったお米です。残さないようにしてください」

という壁に掛けられたプレートの注意書きがいっそうの食欲を駆り立てつつ、残しちゃいけない!というプレッシャーをそそります。みなさん、それを体感しているのか、一生懸命に、それはもう一生懸命に食べていました。

そんな様子を横目に私は何やら、食材を提供する農家の方を強くアピールしつつ、お残しに厳しい学校給食を思い出しました。

大半をぼっちで過ごし、大抵どこでも一人で突っ込んでいく私では、なかなか気がつきにくいことなのかもしれませんが、女性のお一人様というのには、気兼ねなくごはんをお代わりできるという利点もあるのだろうと思いました。

ましてや仕事帰りなら疲れているしお腹も空いているでしょう。たくさん食べたくなるというのは私もよくわかります。

そんな傍ら、食事を済ませた後お茶を飲みながら、私はふと、ウィキペディアでゴーストバスターズの記事を読んでみたくなり、スマホを取り出し検索しました。
そこで私は、ゴーストバスターズは厳密には、ゴーストバスターズ社なる会社だということを知りました。

ゴーストバスターズを初めて観たのは、社会の厳しさを知らない子供の頃でしたが、今みてみると、社会の厳しさという視点が加わりながら観れるかもしれない、と思いました。

ゴーストバスターズのメンバーは、とある大学の心霊現象や心理学などの研究員だったのですが、大学側から陽の目を見ない研究は経費の無駄遣いと研究費を打ち切られ、大学の研究室から叩き出されたらしいのです。

そして背水の陣さながらに、家財を担保にゴーストバスターズ社を設立…というエピソードだったのですね。

一見、自分には関係のない笑い話に思えますが、このストレス社会の中では、私もいつどうなるかわからないのですから、そういう意味ではどんなことでも無関係ではないと思います。

ケガや病気、精神をやられるなどで日常生活を送れなくなったり、何か勝負に挑んで、失うものはたぶんほとんどないけれど、さらにあらゆるものを失って、再起にかけるみたいな展開に陥るかもしれない。

定食屋に入って、ごはんのおかわりを注文しながら、もりもりと食べれることは、ありがたいことなのだと改めて思いました。
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