ふとしたきっかけで
翼と口にした

もう、随分昔だ

だけど、、今もなお
その名称が変わることはなく
時々、目にすると
なんだか不思議な気分になる

あの時
なんで翼？
と聞いたあなたに
つまづいても、また羽ばたけよってエールみたいなものかな？
と、不真面目に応えた私。

本当は違っていた
本当の理由は
そんな綺麗事じゃなくてね

先に先に進むあなたの背中から
どんどん遠のく私が
違う羽で
違う道を歩くしかないんだよねって
かなり
置いてけぼり感でしょんぼりな私の心が
翼
って言ったんだよね。
精一杯の強がりが
精一杯、あなたの背中を押して
あなたを
あなたの居るべき場所
歩くべきレールに
送り戻しすことしか出来なかったから

あなたは
今
空を綺麗に飛んでいますか？
そうであればと
切に願っています