恥ずかしいことって人それぞれあるみたい｡


今日はそんな話｡

こないだﾋﾞﾃﾞｵﾚﾝﾀﾙ店でｺｿｺｿと挙動不審に周りを見渡し


ｱﾀﾞﾙﾄｺｰﾅｰに入ってｴﾛﾋﾞﾃﾞｵを血なまこで物色してるｵｯｻﾝを発見した｡


俺ぐらい人間ｳｫｯﾁﾝｸﾞ歴が長いと服装や身なり行動を見るだけである程度のﾌﾟﾛﾌｧｲﾙが可能である｡


そのｵｯｻﾝから導きだされたｷｰﾜｰﾄﾞは

｢独身で一人暮らし｣

｢性欲強く週３回のｵﾅﾆｰ｣

｢射精後､風俗嬢に説教するﾀｲﾌﾟ｣

｢焼きそばが大好物｣

的な感じの５０代のくらいの人｡


こんな感じのｵｯｻﾝが､どんなｼﾞｬﾝﾙを好む傾向があるのか

大変興味があるので､こっそりと観察していたのだが


ｵｯｻﾝはどうやら｢お尻｣が好きなようで､血走った眼でお尻ﾓﾉばっか物色してた｡


まぁ､それはいいのだ｡

むしろ健全だと思うよ｡


老眼鏡をつけては外し､吟味をしきってｵｯｻﾝが選んだﾋﾞﾃﾞｵは



『“ﾊﾞｯｸ”で犯して20人４時間 ｽﾍﾟｼｬﾙ』


いいよ｡

好きなんだろ？


ただ､俺が許せないのは


あろうことか､このｵｯｻﾝ｡



自分が選んて手に取ったｴﾛﾋﾞﾃﾞｵを

しれっとした顔で､名作『ｼｮｰｼｬﾝｸの空に』と『風と共に去りぬ』の間に


ｻﾝﾄﾞｳｨｯﾁのように挟んでしまいやがった｡


ｴﾛﾋﾞﾃﾞを借りたとこを客や店員に見られるのが気恥かしいんだろうが

名作でｶﾑﾌﾗｰｼﾞｭにするのは止めてほしい｡


どうせｶﾑﾌﾗｰｼﾞｭするなら

『“ﾊﾞｯｸ”で犯して20人４時間 ｽﾍﾟｼｬﾙ』を

『ﾊﾞｯｸ･ﾄｩ･ｻﾞ･ﾌｭｰﾁｬｰ』

『ﾊﾞｯｸ･ﾄﾞﾗﾌﾄ』で挟んで

｢いや～わしは『ﾊﾞｯｸ』に目がなくて｣

って照れ笑いを浮かべて上手くｶﾑﾌﾗｰｼﾞｭしやがれ｡


俺からしたら｢ｴﾛﾋﾞﾃﾞ｣を隠す行為自体が赤面するほど｢恥ずかしい｣のである｡


店員や周りの客から

｢こいつｴﾛﾋﾞﾃﾞを隠してるｗｗ｣

って陰で笑われてると想像するだけで｢ｷｬｰ！｣って身もだえしてしまう｡


俺は映画観賞が趣味なんで普通に映画もﾚﾝﾀﾙするのだが

もちろん一緒にｴﾛﾋﾞﾃﾞを借りる時もある｡


その際に｢ｶﾑﾌﾗｰｼﾞｭしてるんちゃうか？｣って思われるのが嫌で


ｴﾛﾋﾞﾃﾞｵは絶対に一番上に置くようにしている｡


ｴﾛﾋﾞﾃﾞを見えるとこに置きながら

｢ﾊｲ！もちろん今日は帰ってこれでﾇｷますけど何か？｣的な顔で店内を闊歩する｡


なんなら仮にＴＵＡＴＡＹにﾃｨｯｼｭ売ってたら､あえてｴﾛﾋﾞﾃﾞと一緒に買うよ｡


こんにゃくなんかも売ってたらあえてｴﾛﾋﾞﾃﾞと一緒に買うもん｡


ｴﾛい奴と思われることが恥ずかしい？

甘ったれんなと言ってやりたい｡


仮に俺のｵｶﾝがﾚｼﾞ打ってても､俺のこのｴﾛと向き合う姿勢だけは一貫して変えないつもりだ｡


だって男はｴﾛいもの｡

それでいいじゃないか？

そう思われて本望やないか？


その後｢お尻｣好きなｵｯｻﾝは､｢ｶﾑﾌﾗｰｼﾞｭ｣が不安だったのか

わざわざﾚｼﾞの近く陳列棚で立ち止まって

『借りぐらしのｱﾘｴｯﾃｨ』もﾚﾝﾀﾙしやがった｡


頼むから俺の愛するｼﾞﾌﾞﾘ作品を『お尻もの』で汚すのをやめてくれ｡


あまりにも腹が立つので､そのｵｯｻﾝを俺の中で


『一人暮らしでｶﾘｴｯﾁ』


と命名してやった｡