こないだ俺には珍しく“若葉マーク”のついた人から<秘>伝言板が来た。


なんだかワクワクしながら開いて見てみたら



「こんにちわ楽しい日記ですね。


ところで現在、35歳の男ですが



早漏で悩んでいます。


どうすればいいですか？」



知るかーー！



たしかに変態の話やチンコの話ばっか日記で書いてるが、



『中年男性の性の悩み相談をはじめました』

とは一行も書いていないわっ！


「ところで」って何なんだ（笑）


とっとと出てけっ・・・！！


・・・とかいいながら、困った人は少しだけほっとけないたちなんで

早漏のアドバイスしました。



何故かって？


だって俺も昔は早漏に悩んでいたから。


当時の彼女からは

「あなたがイケたら私はそれで満足だから…」

って慈愛の精神で慰められるたびに

部屋の片隅で両膝を抱えながら「ドナドナ」を歌ったあの日・・・・


その早漏に悩む男性に話を聞くと、これが極端に早い。


長くても３０秒。短くて５秒。


「三こすり半」をガチで行く男性だった。



実は早漏ってメンタルでの要素も強くプレッシャーがさらなる早漏を生むのだ。


最短５秒の彼がこれ以上早漏になるなら、デート前に家の玄関を開けた瞬間に「射精」してしまうくらいの最速早漏になるかもしれない。


１０代、２０代の男子だったら彼女とやる前に風呂の中で「一発抜いとけ」って言うのだけど


３０代半ともなると、回復力の問題でなかなか、そういうわけにはいかない。


「この一撃に全てをかける！」的なノリになってくるのだ。


しかも早漏はシーツに擦れても射精してしまう危険もあるのでSEXもグダグダやってられない。


仮面ライダーで言ったら変身直後にいきなり必殺技のライダーキック。


水戸黄門で行ったら由美かおるの入浴前に印籠を出す。


あの手この手は早漏には使えないのである。


あと、早漏グッズは色々ある。


指サックみたいな分厚いコンドームとか、局部麻酔のような亀頭に塗るクリームとか。


ただ、そうなるとSEXの楽しさや気持ち良さが無くなり、最悪インポにつながりかねない。


んじゃ、どうするか？


チンコを鍛えて、早漏を克服するしかないわけである。


持って生まれたチンコの大きさは変えることはできない。


だけどね早漏だけは自分の努力でなんとかなるのである。


俺は２０代のうちに早漏は克服した。


早漏のメカニズムを調べ上げ、俺なりに自宅でできるトレーニングを開発したのである。


①オナニーする時はイク寸前で止めるを繰り返す。
（自分のイキどころを把握することでコントロールを覚える。※逆流注意）


②おしっこを途中で止める。
（射精を止めるチンコと肛門の筋肉を鍛える※膀胱炎注意）


③亀頭にデコピンを繰り返す。
（空手家の拳のように亀頭を高質化。※怪我に注意）


④イク寸前で金玉を引っ張りながら射精を堪える
（金玉を引っ張ると射精してはダメと体に覚えさせる※危険物取扱注意）


俺は毎日のように①～④まで「筋トレ」ならぬ、「チントレ」を繰り返した。


想像して欲しい。


日めくりカレンダーが一枚一枚はがれていく中、俺が汗流して「チントレ」してるとこ。


昔のジェッキーチェン映画の修行シーンみたいに、日に日に逞しくなってく俺のチンコを。


気が遠くなるような地道な修練（チントレ）で俺は遂に早漏を克服したのである。


「なるほど！早漏の克服に向けて私も頑張ります」

と早漏男性に感謝された。


・・・やば、すっげいい気分。



しかし、そんなやり取りの後しばらくして


その男性を見ると名前の横に


[退]のマークが。



早漏男は射精だけではなく

「あきらめ」も早かったのである。