ふと時々思うことがあって

ﾊﾞﾌﾞﾙ期という｢日本経済が輝いた時期｣に運よく大企業に滑り込んだ中年ｻﾗﾘｰﾏﾝは


今の就職氷河期だと入社することができたのだろうか？


俺が一番､｢輝いていた時期｣に､今の奥さんと結婚できたものの


もし俺が今､独身だったら

果たして結婚できていたのだろうか？


女性が理想の結婚相手を求める条件は｢三高｣だと言われてきた｡


｢三高｣とは

｢高学歴｣､｢高収入｣､｢高身長｣


女性から､こんな結婚の条件を付きつけられて


遠い先祖からのDNAﾚﾍﾞﾙで

｢orz｣
　↑
になっている独身男性は多いと思う｡



ところが､時代は変わって

女性が理想の結婚相手を求める条件は｢三高｣から


『三手』

の時代に変わってきたんだって｡



俺なんて独身時代

三高をあきらめて

せめてｾｯｸｽだけでも磨こうと


『四十八手』

を取得しようとしていたのに､


今の時代はたった

『三手』

でいいのだそうだ｡



では｢三手｣とは､何か｡


A､手伝う
（家事や育児への積極的姿勢）


B､手を取り合う
（お互いの協力と理解）


C､手をつなぐ
（愛情）


この3条件を満たす男性が新しい結婚の理想像になってるという｡


｢なんや今の時代って楽勝やん♪｣


って思っていたのだが


俺にはこの三手でさえ難しいことに気づいた｡


俺は昔から女性と手をつないでいるとこを他人に見られるのが

異常に恥ずかしいのである｡


知人にｾｯｸｽしてるとこを覗かれても

｢おいおい､参ったねこりゃ～（苦笑）｣

程度の感覚であるが


知人に手をつないで歩いてるとこを見られてると想像するだけで

すっごく赤面する｡



ましてや､指と指の間に手を絡めてつなぐ（恋人つなぎ？）なんて

全身から汗を吹き出し身をよじりたくなるほど恥ずかしいのである｡


俺の中で見られて恥ずかしい

『行為ﾍﾞｽﾄ５』


第5位

ｳﾝｺしてるとこ


第4位

ｾｯｸｽしてるところ



第3位


ﾘｶちゃん人形のｽｶｰﾄをめくってるとこを好きな子に見られたこと｡



2位

ｺﾝﾋﾞﾆでｴﾛ本の袋とじの間を必死に覗いてるとこを

外からｵｶﾝに見られてたこと｡


1位

手をつないでいるところ



｢手をつなぐ｣はﾀﾞﾝﾄﾂである｡


なので､街を歩いて手をつないでいるｶｯﾌﾟﾙを見るだけで

そんは｢激しいﾌﾟﾚｲ｣を人に見られて

「恥ずかしくないんですか？」

とｲﾝﾀﾋﾞｭｰしてクローズアップ現代で特集したいくらいである｡



俺の感覚で言うなら､手をつないで歩くなんて



『立ちﾊﾞｯｸ』や『駅弁ｽﾀｲﾙ』しながら

恍惚の表情で公衆の面前を歩いているようなものである｡


なので俺は､女性と会って5分で素っ裸は大丈夫でも

女性と並んで歩くという行為は非常に緊張する瞬間なのである｡


どうしても女性と並んで歩くのは手を繋ぐ制空圏内である｡


相手との呼吸､手を振るﾀｲﾐﾝｸﾞによって手と手が触れてしまう｡


触れてしまった瞬間､


まるで､思春期のころ隣に座る初恋の女の子が机から消しｺﾞﾑを落としたので､


拾ってあげようと手を伸ばすと

同時に手を伸ばした女の子の手と手が触れて

お互い飛び上がってしまうようなﾘｱｸｼｮﾝになってしまう｡



ただ､どうしてもｶｯﾌﾟﾙで距離があるのも不自然だし

｢私のこと嫌いなのかな？｣って思われるのが嫌で


脂汗を流しながら肩を組むか､首根っこをつかむかしながら照れ隠しで歩いていた｡


女性と手をつなげない俺が､今もし独身だったら


｢三高｣どころか｢三手｣の条件にも満たないので


やっぱり




四十八手の習得を頑張っていたと思う｡