幼い頃から観ていた「サザエさん」


気がつけば「タラちゃん」の年齢を余裕で抜き、あれよこれよと「カツオ」の年齢も抜き


まさか俺が「マスオさん」よりも年上になる日が来るとは想像もしていなかった。


次は波平かと思うといささか憂鬱な気分になる。


こんにちは
歳とった実感がサザエさん基準な俺です。


いつぞやの日記にも書いたけど


自分が幼い頃にイメージしていた30代の俺と今の自分に非常にギャップがあると書いたが


これを前向きに言わせてもらうとまだまだ「俺は若い！」って認識が自分の中にあるからなのだ。


きっと読者の皆さんも同じやないかなと思う。



ただ、どうしても「おっさん化」を認めざるをえない状況に直面する。


例えば、物忘れが酷くなってきたこと。


人の名前や場所なんかもそうだが、「行ってきます」と家を出て
3回くらい「ただいま！」って忘れ物を取りに帰ってくることもある。



酷い時は何かを取りに2階に上がると何を取りに上がったのかを忘れて

腑に落ちない感じでまた階段を降りるとその途中に思い出して、また2階に上がるとまた忘れてて…


階段を上ったり下りたりと我が家の中で



一人ヤクルトスワローズのキャンプ練習みたいになってるわけだ。



あと最近、肉体的衰えを顕著に感じるのは

蚊がまったく殺せなくなったことである。


耳元でプーンと嫌な羽音も聞こえるが、目で追えなくなってきたのである。


あっちこっち血を吸い放題。

蚊にとって俺はランチバイキング状態だ。


昔なら一発で仕留めてたのだが、これは進化の過程で蚊が速くなったと思い込んでいたのだが

どうやら俺の動体視力が低下したと認めるしかない。


今は蚊が出るたびに「パチ！」「パチ！」「パチ！」と空振りの乾いた手の音だけが鳴る。


まるで我が家の中で、ひとりスタンディングオベ―ションである。



あと、同級生と接してて「オッサン」を感じることもある。


同級生で酒を飲みに行くと最近は、浮かない顔をしながら健康の話をすることが多くなってきた。


痛風や糖尿の仲間も増えてきたこともあり溜息をつきながらビールから薄い焼酎の水割りに変え

酒の肴の栄養バランスまでも考えるようになってきた。



また、同級生の女友達が遂に飴ちゃんを持ち運ぶようになりやがった。


「ええか、その飴ちゃんを配るなよ。配りだしたらもう、大阪のおばちゃんやぞ！」

って俺が真剣な表情で注意を促すと

彼女は大声で笑いやがったが、いつの間にかその笑い声も・・・



ドリフのバックで聞こえるオバハンの笑い声になっていた。



20代の頃、夜に自転車乗ってるとウザいほど警官に止められる職務質問も


最近はまったくされなくなった。


（何？オッサンは自転車を盗まないの…？）


街頭で兄ちゃんに美容室のチラシを配ってもらえなくなった。

（何？オッサンは散髪屋に行けってことか…？）


あと、細かいとこで


温泉の効用をガン見してる自分に気づいたり

妙にサウナで聞く演歌が心に沁みるようになってきた…


自分では若いと思いこんでいたのに、このような客観的事実を突き付けられ

間違いなくオッサン化してる自分にようやく気づき始めたのである。


一般的に臭い・汚いと社会的に認知され、若い女性に汚物を見るような目で見られる「オッサン」である。


人生にモテ期は3回あるというけど、半分以上を残して俺もオッサンか…

って肩を落としていたら


目に飛び込んできたのは女性誌の見出し。

『抱かれたい男ランキング』である。


何気なく手にとって上位連中を見てみてみると。


福山 雅治（42歳）

大沢たかお（43歳）

キムタク（38歳）

GACKT（37歳）

イチロー(37歳）



ちょっと、待て！何これｗｗ( ´・ω・｀)


オッサン、大人気やん。


今、これを読んでる、そこのオッサン一緒に喜ぼうぜ！

どうやら俺たちの勝負はオッサンになってからみたいだね。


俺たちオッサンも自分を磨いて

ワクワクメールの『抱かれたい男ランキング』入りを目指して頑張ろうぜー！