鏡で自分の顔をﾏｼﾞﾏｼﾞと見ていたら

何だかいらないものが多いことに気づいたので

『事業仕分け』をしてみようと思う｡


『鼻と口との間にある縦の溝』

｢これはなんやねん！｣といつも思っていた｡


なんか無駄なのが悔しいから何かに活用できないか考えてみることにした｡


灰皿の淵の溝みたいに､煙草を置いても火傷しそうだし


箸休めにしようとしても､ちょうど鼻の穴に箸が入って鼻血ﾌﾞｰになる｡


この溝はまったく役に立たない｡


役に立つどころか､空手でいう『人中』という一撃必殺の急所で人間の弱点である｡


縦の溝､いらない｡



あと『耳たぶ』


俺は福耳である｡

野球選手の松井のように大きい福耳ではなく､

おたまじゃくしのお腹のようにﾎﾟﾆｮっとした福耳である｡


周りの仲間がﾋﾟｱｽで色気付きだしても

俺なんて耳たぶに穴なんて開けたら


｢内蔵が飛び出るんちゃうか･･(￣Д￣；；｣

って恐怖心があって耳たぶばずっとﾊﾞｰｼﾞﾝである｡


耳たぶがいらない理由はまだある｡


俺は真っすぐ歩いてるつもりでも､ちょと右寄りに歩いてしまう｡


ずっとﾁﾝﾎﾟｼﾞが右向きだからだと思ってたんだが､試しにﾁﾝｺを左に移動させても


やっぱり右寄りに歩いてしまう｡


んで､鏡を見て気づいたんだが､右の耳たぶが左の耳たぶより少しだけ大きい｡


重さにして数ｸﾞﾗﾑかもしれんが､その数ｸﾞﾗﾑの微妙なﾊﾞﾗﾝｽが俺の歩行を狂わせているのだ…と思う｡


そんなわけで耳たぶ､いらない｡



顔だけじゃない｡

身体にも事業仕分けしなきゃいけないﾊﾟｰﾂがある｡



『足の小指』


こいつは俺に苦痛を与えるためだけに存在しているとしか思えない｡


まさか､35歳過ぎても｢ﾋ～！｣って言いながら､ぶつけた小指をつかんでｹﾝｹﾝしてるなんて夢にも思わなかった｡


これだけは３０年以上､守り続けている変わらない風景である｡

肉体界のﾄﾞＳﾊﾟｰﾂは､問答無用で足の小指だと思うのでいらない｡


あと『男の乳首』

単純に授乳もせんのにいるか？てことである｡

いや異論があることはわかっている｡

乳首が諸兄の大事な性感帯であることは重々承知のうえでも

｢いらない｣と言いたい｡


実は男の乳首は､これから人間が進化して

男でも授乳できるようになるのではないかという仮説を唱える学者がいる｡


考えてほしい｡


無垢な赤ちゃんが､毛の生えた汚いｵｯｻﾝの乳首を吸って授乳されるのだ｡


反抗期に酔っ払った父親に

｢ﾜｼの父乳でお前を大きくしたんだぞ！｣とか言われてみ？


まず､まともな大人にはなれんよ｡


未来が､そんな惨状になる前に男の乳首の芽は早いうちから刈り取った方がええと思う｡


んなわけで男の乳首いらない｡


進化の過程でも不必要なもの使用頻度の低いものは無くなっていくものである｡



結論｡



｢小便だけですか？｣



“ﾁﾝｺ”だけは事業仕分けされないように､何があっても死守しようと思う(‘･ω･́)ゝ