背筋も凍る『変質者』と出会った女友達の話【後編】
もう一人の変質者遭遇女性は学生時代から付き合いのあるB子。
もう10年くらい前になるだろうかB子は当時ぜんぜん食えないフリーのイラストレーターやってて
あまりにも貧乏だったから家賃の安いとこに引っ越したいということになった。
大阪市内でも治安が悪くて有名なとある地域が「安いから」ってことで引っ越し先に選んだのだが
タクシーの運転手さんでさえ夜中にそこの地域に客を運ぶのは憂鬱だというくらいの無法地帯である。
俺がその地域に初めて行ったときの印象としては
リアルにケンシロウとかラオウが出てきても不思議じゃないなと思ったほどである。
「あんなとこは女が一人で暮らすとこちゃうで!」
俺は反対したのだが
頑固で変わり者のB子は反対を聞き入れずそこで暮らすことになったのである。
しかもオートロックやセキュリティーがしっかりしているようなワンルームマンションではなく古い長屋の民家。
業者に支払うお金もないので引っ越し作業は俺も手伝うハメになったのだが
引っ越し作業中も「ああああー!」って奇声を発しながら
ほとんど下着姿のようなオバハンが俺達の横を全力疾走していった。
「見てみアレ。ここはこういうとこやで」
「アハハ…おもろいやん」
と笑っていたB子。
しかし、その余裕の表情は一ヶ月後、恐怖の表情に変わるのだった。
「りょうま、怖い!!・・・・」
夜中に突然B子から電話。
かなり怯えていたので「何があった?」って聞いてみた。
普通の一軒家ってポストが外に設置されているのだが
古い長屋の場合は、玄関の扉に直接、新聞や郵便物が投かんできる隙間(受け口)がある。
夜中になるとそこの受け口を開ける「ガチャ」音が頻繁に聞こえる。
蓋のバネもバカになったユルユル状態で風が吹くだけでもガチャと音が鳴るし
アレな地域だから深夜でもお構い無しにピンクチラシや怪しげな物品販売のチラシなどが投かんされていたので、当初は特に気にしなかったらしいのだが
ある日を境に毎晩「ガチャガチャガチャ」と開け閉めの音がうるさくなってきた。
あまりにも気になるので玄関を見てみると。
玄関の受け口から
男性の手がニュっと出ていたのだ。
その手を上下にパタパタと揺らしていてガチャガチャと音を鳴らしていたのだ。
B子は怯えながら「誰ですか?」と聞いても、無反応。
シルエットから小太りのオッサンだってわかるが表情は見えない。
「誰ですか!止めてください」
男は無言のまま、ずっと手のひらをパタパタと揺らすだけである。
その行為が毎晩続いた。
警察に相談もしたが
「そうですか。ではパトロールを強めます」
って感じでロクに捜査もせず帰って行った。
「りょうま、怖いからしばらく泊まりに来て」とB子。
「俺が行ってどうすんねん。その手とじゃんけんとか指相撲すんのか?」
行きたくない。
俺だってそんな猟奇的な変質者は気持ち悪くて仕方がないもの。
結局、あまりにも必死にB子が頼み込むので出張に行くまでの3日間だけ泊まりに行くことにした。
んで、酒でも飲んでバカ話をしながらずっと手の平男を待ち構えていたのだが
結論から言うと俺がいた3日間の間は受け口から手が出てくることは無かった。
変わったことと言えば、2日目の朝になぜか賞味期限切れのシュークリームがペチャンコにされて投かんされていたことぐらいである。
ただ、これでわかったことは、どうやら手のひら男はB子の家に男がいる時は現れない。
ってことは、B子の家に出入りする人間を監視できる場所、つまり手のひら男はすぐ近所の奴じゃないかって推理した。
それを証拠に俺がB子の家を出た次の夜に、再び手の平男が現れたのである。
B子の悲鳴に似た電話は出張先の九州で聞いた。
「りょうま!!出た!…出た!…」
どうもB子の様子がおかしい。
明らかにいつもよりテンぱってる。
3日間、知らない男がいたおかげで手のひら男は相当フラストレーションが溜まっているはず
きっといつもより手のパタパタが激しいのかと思って話を聞いてみると
この夜に受け口から出てきたのは
手のひらならぬ
『チンコ』だった
手のひら男はフラストレーションだけではなくいろいろと“溜まって”いたのである。
男を連れこんだB子に対して腹に一物を持っていることのアピールとして
『イチモツ』を出している可能性もある。
受け口から出てきたチンコを左右にユラユラと揺らしているそうだ。
酔ってたこともありB子には申し訳ないけど
チンコを差し入れてユラユラさせているオッサンの姿や表情を想像するとなんだか笑えてきてしまった。
「掃除機で吸うたれ!!」
「コンニャクを差し込んで「oh!」って言わせたれ!」
「自慢の高速手コキをお見舞いしてやれ!」
「いっそう新しいオブジェとして楽しんだらどうか!?」
俺は面白がっていたが、だんだんB子も面白くなってきたみたいで
「いや、それは無理!無理(笑)」
自分の玄関からチンコが出てきているという非現実空間でも笑えるような余裕が出てきた。
そうなってくるとB子は強い。
外のオッサンに聞こえるような大きな声で
「しかも、めっちゃ、ちっこいねんこのチンコ!!(笑)」
チンコを罵りだしたのである。
若い女性にチンコをなじられるのは、全世界の男にとって共通の「痛み」である。
変質者とて人の子。「痛み」は同じである。
オッサンは、「たまらん ( ̄ω ̄;)」 とばかりに、受け口からチンコを抜くと、沈黙。
「・・・・」
しばらくして、再び手のひらが出てきてパタパタと従来の形に戻したという。
それを聞いてゲラゲラ笑ってしまった。
変質者もチンコの大きさはコンプレックスになるんやな。
結局、「やっぱ危ないから」ってことでB子は、すぐ別の街のワンルームに引っ越すことになった。
引っ越した後、その家がどうなったかは知らない。
玄関に受け口のある人。
もしかしたら、今晩、あなたの家に手のひら男が現れるかもしれない。
コメント
2011/07/04 3:17
30. >アイビーさん
もう30代になってくるとエッチするにも回復力も計算に入れんとアカンのですよ( ´・ω・`)
なので異常にフェラが上手な人は、こちらの計算を狂わすので「唐辛子」は必要なのかとww
『付き合ってくれ』って言いたいがために痴漢・・・
なぜオーソドックスな道を進まないんだろう( ̄Д ̄;;
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2011/07/04 3:03
29. >りょうまさん
乳離れには使えても…
フェラー離れには、使っちゃーまずいですよ
エッチするのに、そこはあーたぁ、私の腕〓じゃないや、口の見せどころなんで… (笑)
発揮できないじゃないですか〓
そうそう痴漢と行ったら私…
自転車痴漢野郎に追い詰められて…
付き合えって脅迫されたんですよね
怖かったなぁ
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2011/07/04 2:25
28. >まゅみさん
深夜に( ゚▽゚)/コンバンハ
その爪楊枝を尿道に差し込んで…想像して軽く2回くらいえずいた ( ̄ω ̄;)
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2011/07/04 2:24
27. >ゆきさん
超人気者って・・ww
あっちこっちお邪魔しまくってるんで、ゆきさん、日記にもお邪魔させてもらいますよ(`・ω・́)ゝ
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2011/07/04 1:44
26. 深夜にこんばんは
その粗チン‥
私なら‥
爪楊枝さしてる(笑)
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2011/07/04 1:02
25. >りょうまさん
ありがとう!
私の日記にも絡みにきてくれたら嬉しいですが
超人気者なのでそんな暇ないですよね(笑
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2011/07/04 0:57
24. >ゆきさん
コワオモシロイ話でしょw
ゆきさんもキモい人に遭遇しないように頑張りましょ!(`・ω・́)ゝ(何をがんばるかわからんけどw・・・)
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2011/07/04 0:44
23. めちゃくちゃ怖いし笑えました
キモすぎる
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2011/07/03 23:58
22. >ボールさん
そこにはトキが収監されていたような建物もあるよww
たぶん想像どうりの場所(笑)
温かくなると本当に変テコなのが増えるね~ww
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2011/07/03 23:56
21. >(´▽`*)RIRIプロフ必読友達申請却下中さん
最近は充実した専用の穴が開発されますww(`・ω・́)ゝ
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