失恋した後輩と酒を飲みました｡

こんな時間なのに､まだ酔っぱらいです(‘･ω･́)ゝ


せっかくなんで｢恋愛｣をﾃｰﾏに書いてみる｡


後輩が長く付き合ってた彼女と別れることになった｡


出会いもあれば別れもある恋愛とはそういうものだから仕方がない｡


後輩を慰めてあげようと酒を飲んでたが､何だか様子がおかしい｡


初めての彼女だし根が真面目な後輩だからさぞや落ち込んでいると思いきや､やけに前向きなのである｡


｢嫌になって別れたわけではない｡何ならお互いまだ心の底から愛し合っている｣

と彼は言う｡


｢だったら別れる必要はなかったんちゃう？｣

と素朴な疑問をぶつけると


｢2人の方向性にｽﾞﾚが出たから別れるのです｡恋愛ではない違う形で再びいい関係を作ります｣


方向性の違いで別れても､再びいい関係として活躍････



抽象的でｲﾒｰｼﾞがわかないんだが


あえていうなら




谷村新司と堀内孝雄のような関係だろうか？



何より驚いたのは､来週に別れる彼女と最後の記念ということで


『想い出旅行』に行くという｡


唖然としてしまった｡


別れると決まっている相手と旅行に行って何が楽しのだろうか｡


別れ話で､なんだかんだあったけど奇麗にお別れしたい女性の心理を読めない男が

｢んじゃ､最後に一発だけ･･･｣

のＫＹ発言で最悪な幕引きをしたｹｰｽは多々あるが


別れる前提での『思い出旅行』なんて初めて聞いたので


違和感を感じながらも､そんなのもあるのかなって思いながら話を聞いていた｡


そもそも恋愛感情ってのは上手に説明することができないものかもしれない｡


思い返せば俺もそうだった｡


好きすぎてまったく眠ることができず布団を股に挟んでｺﾞﾛｺﾞﾛしてたり


子どもを抱いてﾏﾏになった元彼女を街で偶然見かけて､無性に胸が締め付けられるような寂しさを感じたり


片思いの子に会えるんじゃないかと奇跡に近い偶然に期待して､意味も無く街を闊歩したり


今､考えても上手く説明できない不可解な感情や行動をしてきたのである｡


実は今もそういう恋愛中的なﾓﾔﾓﾔした感情は無いことは無いが


だいたいｵﾅﾆｰしたら解消される体質になったので､男としては色んな意味でﾀﾞﾒになりつつある｡


ﾜｸﾜｸﾒｰﾙのみんなの日記を読んでいても恋愛をﾃｰﾏに書いてる人は実に多い｡


いい大人が少年や少女のように胸をときめかせ､悩み､苦しむ｢恋愛｣とは何なのか｡



ｱﾒﾘｶの自然人類学者､ﾍﾚﾝ･E･ﾌｨｯｼｬｰは『愛はなぜ終わるのか』って本でこの恋愛について科学的に説明している｡



人が恋愛して､結婚して､不倫して､そして離婚するのは､人間が種の保存を図るために進化させてきたＤＮＡの命令によるものだという｡


例えば､世界８５３の文化圏のうち一夫一妻制をとっているのは１６％だけである｡



なぜ２人以上の妻を持つ文化の国が多いのかと言えば､その方が男性の遺伝子にとって有利であり


男性が不倫をするのも､多様な女性との間に子供を作った方が､遺伝子を後世に残しやすいからだという｡


また､世界の多くの社会で結婚後４年目に､女性の浮気が主な原因で､離婚のﾋﾟｰｸがくると言われている｡


それも､子育てが終わり､その時点で新しいﾊﾟｰﾄﾅｰを見つけた方が遺伝子を残しやすいという人類が樹上生活をしていた時代に培ったＤＮＡの名残なのだという｡



恋愛で皆さんが胸をときめかせ､悩み､苦しんでるのは､単にＤＮＡに踊らされているってことになるのかもしれない｡


ﾍﾚﾝ･E･ﾌｨｯｼｬｰはＤＮＡの関係で恋愛感情は必ず4年が限界であると主張している｡


俺もそう思う｡


恋愛感情は必ず冷める時期が来るのは間違いない｡


だけど､仲良さそうに手をつないで歩く老夫婦を見るたびに思うのだ｡



祖父が死んだ時､あれほど仲が悪かったはずの祖母が｢お願いやから戻ってきて～｣って泣き叫んだ姿を見て思ったのだ｡


恋愛感情は終わる｡

だけど終わった時に現れるの次の｢感情｣ってのは確実に存在してる｡

男女の関係だけではなく､本気で愛し合っている同性愛のﾊﾟｰﾄﾅｰの信頼関係を見ても思うのだ｡


やっぱり人間の｢恋愛感情｣は種を残すためだけのＤＮＡなんかで説明はできんかもしれない｡


男女の繋がりはきっと科学では説明できないものであると思う｡


そこが面白いし恋愛や出会いの醍醐味なのかもしれない｡


年齢や立場なんか気にせず､大いに悩んで､苦しんで､ときめいたらいい｡


ただ､そういうのがめんどくさい人には､俺はｵﾅﾆｰをお勧めしたいと思う･････


ＤＮＡに､喧嘩を売るｵﾅﾆｰに乾杯(‘･ω･́)ゝ