ﾋﾞﾀﾐﾝCのｻﾌﾟﾘﾒﾝﾄを飲みながらふと考えてみた｡


身体に不足している栄養分はこうしてｻﾌﾟﾘﾒﾝﾄで補充してやればいい｡


ただ､どうしても栄養補助剤で満たされないものもある･･･


大人になると色んな経験を通じて何かが蓄積されていく一方で


何かすっごく大事なものが失っていく｡


俺はそれをいつも『童心』じゃないかと思ってて

その中には､絶対に失ってはいけないものも含まれているのである｡


では具体的に俺は大人になって何を失ったのかを考えてみた｡


仮説ではあるが


どうやら､俺が失ったものは





『ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽ』ではないかと思う｡


ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽは､誰もが一度は経験したことがあるはず｡


学校の運動場で…

あるいはｷｬﾝﾌﾟﾌｧｲﾔｰの周りや砂浜の海岸で


過去の記憶からﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽをﾏｼﾞで思い出してみてほしい｡



みんなときめいたやろ？


ありえんくらいﾄﾞｷﾄﾞｷしたやろう？


思春期の頃､当然､俺にも初恋の女子がいたわけである｡


好きなあの子とﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽで触れ合えるあの期待感とﾄﾞｷﾄﾞｷ感は筆舌に尽くしがたい｡

おそらく､今の俺に失ったものは“それ”である｡


あの時の記憶を断片的に思い起こしてみると


順番が回って来た初恋のあの子が俺の目の前でﾊﾆｶﾐ笑い｡


少し背伸びをして後ろ斜め45度から彼女の手に触れる｡


非日常的な近い距離に心臓の音が伝わるまいか心配｡


女の子の手ってちっちゃくて柔らかく､髪から甘い香りがﾌﾜっと香る｡


横からみるとﾏﾂｹﾞが長くて､うぶげがｷﾗｷﾗしてる｡


教室では､からかいあってるのに､ﾀﾞﾝｽ中はお互いが意識しまくり無言でぎくしゃくしながら踊る｡


ああ･･このまま時間よ止まってくれと､どれだけ念じたことか｡


いい事ばかりでもないのもﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽのﾐｿ｡



いよいよ次があの子････

ってとこで曲が終わるﾍﾞﾀな展開で味わった絶望感と血の涙の味｡


担任から

｢今日は女子が少ないから､りょうまは女子側に入れ｣

と言われたときの大人への殺意｡


ただ､こんな障害もあるからこそﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽは萌えるのである｡


きっとあの頃を思い出すと

誰もがもう一度｢ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽ｣にときめいたあの頃の自分に戻りたいはず｡


ただ…


色んなﾓﾉを失ってしまった俺達は､もう手遅れなのかもしれないとも感じている｡


もし俺がここのﾜｸﾜｸ掲示板で


『俺とﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽしませんか？』

って書きこんでも



返ってくるﾒｰﾙは





『苺で運道場･別　体操服はｵﾌﾟｼｮﾝ』

ってのに決まってる｡


いや仮にあらゆるｺﾈｸｼｮﾝを活用しﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽができたとしても､

果たして今の俺や､あなたはあの頃のように“ときめく”のだろうか｡


ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽでのときめきは難しいかもしれない｡


なぜなら


大人になって､ＳＥＸを知ってしまったからだ｡


個人差にもよるが､ＳＥＸは男女の直接的ｺﾐｭｹ―ｼｮﾝのある意味｢ｺﾞｰﾙ｣だと思う｡


特に男は女との出会いにおいてはここのｺﾞｰﾙを目指してると言っても過言ではないと思う｡


ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽは異性との距離が近い？

はぁ？ＳＥＸは距離感がＯやがな｡


手が柔らかい？

もっと柔らかいもんを知ってしまったわ！


髪の甘い香り？

下の毛も以外と甘い香りやで！


ｳﾌﾞ毛がｷﾗｷﾗしてる？

もっとｷﾗｷﾗしてるもんが潮吹いて出て来よるわい！


もう､男女がＳＥＸであんなﾌﾟﾚｲやこんなﾌﾟﾚｲで快楽を知ってしまった今

ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽみたいな“ｲﾒﾌﾟﾚ”なんてﾁﾏﾁﾏやってられるかい！

ってな大人が大半ではないだろうか｡



だったらここで幅広く募集をするなら


｢大人のﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽ｣を提案するしかあるまい｡



まぁ､ﾙｰﾙが少し違うだけでやり方は同じである｡



まず､大きな２重の円を作る｡


男が外周｡女が内周｡


これは､まぁ従来のﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽと同じ型である｡


違うのは､参加者が全員体操服ならぬ



“全裸”である｡



外周の男は腰を手にあて､ﾁﾝｺをｷﾞﾝｷﾞﾝに立てて待機｡


内周の女は､各自､想い想いの好きな受け入れ体制で｢ﾊﾞｯﾁｺｰｲ！｣のﾎﾟｰｽﾞで待機｡


んで音楽開始の合図で､目の前同士の男女が挿入合体｡


あとはﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽの要領と同じ｡


ｵｸﾗﾎﾏﾐｷｻｰのﾘｽﾞﾑに合わせて外周の男がﾋﾟｽﾄﾝ運動｡



｢ﾁｬﾝ♪（１回）､ﾁｬﾝ♪（１回）､ﾁｬﾗﾁｬﾗﾁｬﾗﾗ～ﾝ♪（３回）｣



そうやって次々に従来のﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽのようにﾊﾟｰﾄﾅｰの男女が入れ替わっていく｡


男性も女性も､狙いの人の順番が来るまでﾄﾞｷﾄﾞｷ･ﾜｸﾜｸするのも従来と同じ｡


狙いの人の前で音楽が止まるかもというｽﾘﾘﾝｸﾞな展開も同じ｡


ただ男性参加者の注意点として


女性が少ない場合､やむをえず男性が女性側に入るﾘｽｸは同じだが


この時は､悔しさの血の涙ではなく､

ﾘｱﾙにお尻から血を流してしまう場合もあるので覚悟を｡


んで､注意点としては､狙いの女性が自分に周ってくるまでﾜｸﾜｸすればいいんだが



絶対にそれまでにｲｶないこと｡


なので早漏の人はかなり厳しいと思う｡



また､どんな女性が参加していようが


『必ず勃たせる自信のある腕白な男性』


これは絶対条件だろう｡



｢大人のﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽ｣どや！！！



･･･ってこんな発想してる時点で俺は大事なものを失いすぎとるようである｡



実はＳＥＸの快楽を知ったと同時に､ＳＥＸ後の虚しさも知ってしまったからこそ


大人が求めてるのはﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽのときめきなのかもしれない｡


実は大人になった今でも誰の心の中に童心は残ってるんじゃないかと思う｡


脳の成長と共に勝手に消えるのではなく


｢もうええ年齢やし｣

･･･｢ﾏﾏ｣やし｢ﾊﾟﾊﾟ｣やし｢妻｣やし｢夫｣やし…って


今の自分の環境を鑑みて

｢もっと大人にならなあかん｣

って言い聞かせることによって

自分で自分の大事なﾓﾉを封印しているのではないだろうか？


もちろん幼稚で稚拙で悪いとこはどんどん封じるべきだが､


いいとこも含めて封印をしてるとするならばそれはもったいないことではないか｡



ごく稀に､三十路を過ぎた大人でも


与えられた環境や条件で子どものように自分の中で喜びや輝きを作りだせる人がいる｡


俺はそんな人間に何故か魅了されてしまう｡


こうゆう少年や少女のような大人は､本来は周りに呆れ顔をされるんだが
俺は素晴らしいしと思う｡



恋愛に限らず､子どもの頃にずっと持ってた豊かな感受性｡


明日が楽しみで仕方がなかった淡い希望｡


思わず走りだしたくなるﾜｸﾜｸ感｡


今､自分が｢つまらない｣と言ってる大人は自分の中で封印した｢何か｣を


もう一度､自分の中から取り出してみるのもええんやないかと思う｡


そういう意味では､俺が今､取り戻したい童心は

｢ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽ｣の“ｿﾚ”なのである｡



もし｢ﾌｫｰｸﾀﾞﾝｽ･ｵﾌ会｣ってのがあれば､ぜひ声をかけて欲しいものである｡


あ！もちろん大人の方じゃないやつね(‘･ω･́)ゝ