昨日の暑い昼下がりに大阪某所のﾄﾞﾝ･ｷﾎｰﾃｰのｱﾀﾞﾙﾄｺｰﾅｰで


美術品の査定会みたいにｱﾀﾞﾙﾄｸﾞｯｽﾞを品定めしているｵｯｻﾝを見かけませんでした？



すいません｡


それ､俺です (*⌒∇⌒*)ﾃﾍ




♪ﾄﾞ･ﾄﾞ･ﾄﾞ･ﾄﾞﾝｷ～ﾄﾞﾝｷ～包茎～♪

とか口ずさんでたし相当気持ち悪かったでしょ？



何人かの女性とのれん越しで目が合いました｡



さて､ちょっとﾄﾞﾝ･ｷﾎｰﾃｰに行く用があってたまたまｱﾀﾞﾙﾄｺｰﾅｰを覗きにいったんだが


今のｱﾀﾞﾙﾄｸﾞｯｽﾞの品揃えは本当にすごくて､
ひとつ､ひとつ手に取って感心しながら鑑賞させてもらった｡



実は俺はｱﾀﾞﾙﾄｸﾞｯｽﾞを鑑賞するのを一つの趣味にしている｡

趣味と言ってもｳﾁの近くには

『大人のおもちゃ屋』

というそのまんまの看板を掲げた禍々しいｵｰﾗが漂うﾚﾄﾛなｱﾀﾞﾙﾄｼｮｯﾌﾟがあるんだが



仕事中に気分転換で散歩に出かける際は､缶ｺｰﾋｰを片手に時々そこに立ち寄って馴染みの店長と猥談をするのを楽しみにしている｡



｢毎度！りょうまちゃん｣

と前歯の無い店長がまたｲｲ顔で出迎えてくれるのだ｡



｢店長､何かいいの入った？｣


｢ｴﾍﾍ､りょうまちゃんが好きそうなん入ったで｣


って店長が嬉しそうにｶｳﾝﾀｰに出してくれたのが―｡





【包茎矯正ﾑｷﾑｷﾏｼｰﾝ７号】



ｺｰﾋｰを｢ﾌﾞっ！！｣と吹き出す｡


｢昨日３つ売れたｗｗ｣

（売れんのかよっ！！ｗｗ）




･･･６号はまったく売れなかったけど（笑）｣

（７号との違いはどこｗ？）



そんなやりとりで腹を抱えて笑う｡


そうしてひとしきり笑うとまた仕事に戻るのである｡


大人のおもちゃ屋で“おもろ怪しい”ｸﾞｯｽﾞを見るのがたまらなく好きなのである｡



だからﾄﾞﾝ･ｷﾎｰﾃｰのように

ｶﾞﾁで｢売るための｣ｱﾀﾞﾙﾄｸﾞｯｽﾞはあまり知らないだけに､ﾏｼﾞﾏｼﾞと観察するのは意外と新鮮であった｡



まず手に取ったのが


ご存じ最強のｵﾅﾎｰﾙ｢TENGA｣である｡



知らなかったんだが､TENGAって色んな種類があるやね｡


しかもﾊﾟｯｹｰｼﾞを見てみると｡



種類別に｢ﾌｪﾗﾁｵ用｣｢正常位用｣｢立ちﾊﾞｯｸ用｣｢背面座位用｣などなど･･･記載されている｡


中には｢３P用｣ってのもあった｡



つまりそれぞれTENGAの挿入感が､各種ﾊﾟｯｹｰｼﾞに記載されている体位の挿入感に近いということらしい｡



思わず想像してしまう｡



TENGAの製造ﾒｰｶの企画会議室で


下半身を向き出しにした役員たち全員がTENGAにﾁﾝｺを突っ込みながら




課長：｢部長この感じは正常位ですよね？｣

部長：｢うｰむ､私はどちらかで言うと背面座位用だと思うが…社長どうですか？｣



社長：｢私は３Pだと思う！（ｷﾘｯ！）｣



３人｢ｳっ！どぴゅ｣



ってな具合で喧々諤々と偉い人たちがTENGAの塩梅を議論しているのかと想像するとなんだか笑えてきた｡


ちなみに､ＴＥＮＧＡ持って笑ってる時に一人の女性と目が合いました｡



しかし男性用のｵﾅﾆｰｸﾞｯｽﾞよりも女性用のｸﾞｯｽﾞが実に多いことに気づいた｡


携帯電話ｼｮｯﾌﾟの携帯やｽﾏｰﾄﾌｫﾝみたいに可愛いﾛｰﾀｰが並ぶ｡


なかにはﾁﾝｺの形そのままのｵﾌﾞｼﾞｪみたいなんや遠隔操作系のﾛｰﾀｰはなかなか俺の好奇心をくすぐるものではある｡



ただ､あまりにもたくさん種類がありすぎて


｢どれがお勧めですか？｣

って女性定員を呼んで聞いてみたい衝動をｸﾞっと抑えてる時に､再び先ほどの女性と目が合いました｡



実は､かねてから友人がお勧めする商品があったのでそれが以前からずっと気にはなっていた｡


その商品とは『電動ﾏｯｻｰｼﾞ（電ﾏ）』である｡



愛用している人はご存じだと思うがこれは無敵である｡


問答無用で女を昇天させる秘密兵器だと言っても過言ではない｡



ＡＶ女優の｢９割｣が気持ちいと答えている｡

いわば｢反則｣ﾓﾉなのである｡



技術に自信の無い俺の友人でも未開発の処女だった彼女を電ﾏで２０秒でｲｶせて潮漬けにした｡


それ以来､その彼女は携帯電話のﾏﾅｰﾓｰﾄﾞ音を聞くだけで｢ﾊﾌﾝ！｣という声をあげる

ｲｷやすいけどｲｹﾅｲ体質にしてしまった｡




商品ﾚﾋﾞｭｰの女性も至ってｼﾝﾌﾟﾙだが生々しい体験談で一言ｰ｡



【下から垂直にｸﾘに当てると頭の芯まで気絶しそうになります】



気絶ですよ！お父さん！！！



これはもう､男としては有事に備えて｢電ﾏ｣は保持しとくしかないんじゃない？




いや､みなまで言わないで！


お父さんの言いたいことわかってるって｡



お父さんの黄金の指はすごいんでしょ？



んなもの機械みたいなんに頼らなくても

今までそのｺﾞｰﾙﾄﾞﾌｨﾝｶﾞｰで女をﾋｰﾋｰ言わしてきたんでしょ？


んなの､わかってますって！


俺だってそう｡


ﾎｯﾄﾄﾞｯｸﾌﾟﾚｽを熟読しては自分の五感だけを使って女をｲｶすためだけの技をそれこそ童貞の頃から




｢少林寺｣なみに修行してきたんんだから｡




だけどもねお父さんｰ｡


電ﾏって毎分8000回転くらいするの｡


さすがの高橋名人もそこまで早く指は動かすことはできない｡


あの加藤鷹でも電ﾏには勝てないって言ってる噂なんだ｡



18世紀から19世紀に起こった産業革命｡


工業化による大量生産によって既存の技術者の立場が脅かされた｡



電ﾏはある意味､２１世紀の性交革命｡


あれほど無機質ながら大量生産で女をｲｶすんだ｡


場末のｽﾅｯｸで漁師相手に毎晩ﾊｯｽﾙする百戦錬磨の女でさえ

電ﾏを持った小学生がｲｶすことは十分可能な時代なのだ｡



もう技術に固執するのは時代遅れなのかもしれない･･･



ただね､お父さん｡

産業革命で知識や経験を持った熟練の職人が

工業機械を操ることできっと想定されていた機械の能力以上のものを引き出せたと思うんだ｡


電ﾏの能力をもっと引き出してみるのも悪くないのかもしれない｡



鬼に金棒―｡


一本ぶら下がってる金棒は年齢とともに最近､ちょっと心もとないじゃない？

だったら電ﾏという金棒を予備で持ってもいいんじゃないだろうか｡



･･･ってなわけで電ﾏのｺｰﾅｰ見に行ったら｡



たくさん並んだ陳列棚の一角がﾎﾟｯｶﾘ空いている｡


まさかと思って見てみると電ﾏが全部売り切れ中｡


震災後にｺﾝﾋﾞﾆで見た空っぽとはまた違う怒りがわき出る｡



どんだけｴﾛい奴多いねんＯＳＡＫＡっ！！！



また､さっきの女性と目が合った｡


恐らく俺がいるから入って来れないが､彼女もｱﾀﾞﾙﾄな何かを買いにきた可能性がある｡



（残念やけど電ﾏは無いで）



俺は首を横に振って無言で彼女に教えてあげたら､心なしか彼女は少し肩を落とした気がした｡