実は、昨日は台風のおかげで、夜に入れていた予定がぽっかり空いてしまった。
何人かの飲み友に連絡したが誰とも予定が合わず
仕方が無いので久しぶりに映画でも見ながら家飲みでもしようかと思ってたら
りょうま、今晩どや?
とお誘いメール。
A子である。
「A子久しぶり。いつ帰ってきたん?」
「8月末に帰って来てたで」
俺の飲み友といえば加齢臭漂うオッサンが圧倒的多数を占め
飲み出すと明け方まで、エロとウンコとチンコの話が飛び交う戦場である。
そんな修羅の世界でA子は「飲み友」として成立している数少ない女性なのである。
さて、色んな人のプロフを見てると
【興味あること】に『飲み友』を求めている人って多い。
酒を飲む人はたいがい、リアルで飲み友は存在しているのだが、その中に異性の飲み友っているだろうか?
酒を飲む理由が、恋愛感情でもなく、セックスでもなく、純粋に異性の『飲み友』である。
今日はそんな異性の飲み友の話―。
A子(28歳)
ルックスはかなりの上玉。
泥酔したA子の乳は2・3回見たことあるが、
奇麗なお椀形でピンクの小さい乳首。
いつか、ブチ込んでヒ~ヒ~言わせてやろうと思っていたが、その機会はいつの間にか失われてしまった。
年下のくせにずっと、呼び捨てでタメ口。
A子の私生活は謎に包まれていて、俺も全貌はよく知らないしあまり聞かない。
ただ働いていなさそうだけど、遊ぶ金はかなり持っていて「スポンサーから貰ってる」とか言ってるから
たぶんA子はロクな死に方はしないと思う。
こいつが、ほんまに変わった女で
飲んでてまったく飽きないぐらいオモロイ女。
共通した飲み友とも交流があるので、よくA子の目撃情報が入ってくるのだが
ヨボヨボのジイさんを自転車の後ろに乗せて、千日前筋を滑走しているところを目撃されたり
大阪場所の北新地で力士数人と口論をしているところを目撃されたり
吉本新○劇の某有名ベテラン芸人と新世界で串カツを食べているのを目撃されたり
教会でゴスペルを歌ってるのを目撃されたり
お前は一体何者やねんwww!ってのが
俺の心のヒダを、こちょこちょとくすぐるのである。
また、A子は海外旅行が好きで、そこの国の文化に影響を受けて感化されやすい性格で―
ある日、乾杯しようと思ったら
A子が生ビールの中に薬指を付けて、デコピンの要領で地面や空中にビールを弾き飛ばす。
当然、そのビールが俺にもかかるから
「何するんねん!」
って言ってやったら
「これは、自然への感謝の気持ちやん」
とドヤ顔。
どうやら、この時期にモンゴルの遊牧民族に感化されていたらしくて
その数ヶ月後には、どこから見つけて引っ張ってきたのかわからんが
飲みにモンゴル人のオッサンを連れてやってきた。
だけど、どうやらそのモンゴル人が遊牧民出身で無いことを知るやいなや
一気に興味を無くしたA子は、さんざん飲んだあげく勝手に一人で帰ってしまった。
その後、まったく日本語が話せないモンゴル人のオッサンと俺が二人っきりで言葉もなく酒を飲み交わし
最終的に2人ともベロベロに酔っぱらいながらモンゴル相撲と大相撲の技の違いについて実演し合った。
次の日にA子にクレームを言ってやると
「ホーミーも吹けないモンゴル人はモンゴル人じゃない」って逆キレしてた。
その後、A子が感化されたのはインド。
今年の5月頃に
「人間はインドに行くか行かないかで人生観が大きく変わるらしいよ」と―
謎の言葉を俺に言い残し、「いつ帰る」とも言わずインドにバックパッカーとして旅に出ていた。
んで、突然帰ってきて。
りょうま、今晩どや?
ってことになった―。
駅前の焼き肉屋。
久しぶりに会ったA子は痩せて色は黒くなってたけど元気そう。
ホワーンとした目でヘラヘラ笑いながら
自分の肘の皮をつまんで
「知ってる?ここは痛覚が無いから非常食やねん。」
って俺の肘にゲラゲラ笑いながら噛みついてきた。
もう完全にインドでアカンものを、たっぷり吸ってきてる感じである。
こいつの人生がインドに行く前より確実にアカンように変わっているのは間違いない。
自分のことを、あまり話さないA子だけど、
一度だけ、A子の祖母が亡くなった時に、自分の生い立ちはポツリと語ってくれ時があった。
A子は亡くなった祖母と2人暮らしだった。
理由は定かではないが、幼い頃から両親・兄弟がいない。
祖母が死んで「あ~あ~、これで天涯孤独やわ」って涙ぐんでたが
実は一緒に暮らしていた祖母とも血が繋がっていなかった。
俺も複雑な家庭環境だったから親近感があったのか?
「りょうまが兄ちゃんやったらええのに」と
よく言われてた。
普通、女性にお兄ちゃんとか言われると、
男とし見てもらえていないってことでガッカリするけどA子やったら何かガッカリしなかった。
これまではエロトークばっかしてたのに
A子はよほど感化されたのか飲んでる間はずっとインドの話ばっか。
インドのことは、キン肉マンの「カレークック」しか知らない俺だから
まったく興味が無かったけど、久しぶりにA子と飲めたことで満足していた。
「また、来月も飲もう」とA子。
「うん」
と返事はしたものの
内心は来月にどこからか
ターバン巻いてサーベルを咥えたインド人を連れてくるんじゃないかと、ひやひやしているのである。
来月に飲めるかもわからん。
なんせ気まぐれな奴だから。
男女の間で「飲み友」は成立するか―。
A子には、恋愛でも無い、セックス相手でも無い、友情でも無い。
だけども、なぜかA子と飲むのが好きで好きでたまらないのである。
コメント
2011/09/04 16:27
4. 始めまして以前から勝手にお気に入りにさせて頂いてます
男女の飲み友は成立すると思います
私にも素敵な飲み友兄ちゃん居ますがエッチな会話しても布団に一緒に寝ても何にもしないです
ん
私に女としての魅力がないだけかな…
聞いてみよ
とくだらないコメントごめんなさい
Aさんは素敵な方ですね
返コメ
2011/09/04 16:26
3. 成立します!
男で友達がいるんだからきっと成立しますよ~
互いに信頼しあってますもん!
わかりあえる親友って感じで…ww
返コメ
2011/09/04 16:19
2.
成立する!!…はず…多分…きっと…もしかしてWW
返コメ
2011/09/04 16:12
1. 成立する!
返コメ