暑くて仕方がないので､ちょっと涼しくなる話を！




心霊関係が苦手な人､この手の話が不快になる人は､ここでｽﾙｰしてね(‘･ω･́)ゝ





俺には若干､霊感なるものがあるらしくて､不思議な体験をすることが多い｡



初めて｢それらしい｣ものを見たのは､中学3年生の頃｡



夜中に寝苦しくって目を覚ますと



部屋の片隅に､正座して俯いている白い女性と､その横で壁に向いて立っている真っ赤な小さな女の子｡




同時に2人も見るものなのか？



もう､“それ”を見た時は





初めてｵﾅﾆｰをした時と同じﾄｰﾝで




｢出た～!!!!｣って叫んだ｡




高校生の頃は




意識不明の危篤状態で病院の集中治療室にいたはずのｵｶﾝの友達と､家の前で出くわして世間話をしたこともある｡



世間話と言っても話が､全然噛み合わないから｢？？｣だったんだが

結局､その人は俺と話していた時間には､既に亡くなっていた｡





同じ頃の話で


まったく身に覚えの無い女性の生霊に憑かれてた時期があって､


霊能者である友達から




｢私とは身体だけの関係だったの？とか言ってるよ｣

って聞いて､完全に人違いだと確信!!！




毎晩布団の上で




｢俺､まだ童貞なんです｡まだ童貞…｣って

世界で一番情けない呪文を唱えてた｡





他にも地元では有名な霊能者に




ものすごいたくさんの動物霊が憑いてるとﾄﾞﾝ引きされて





霊界の｢ﾑﾂｺﾞﾛｳさん｣として､

業界ではしばらく話題になった｡





常に視える体質ではないんだが時々､そういうことがあって



今でも､急に耳鳴りがし出すと身をすくめてしまうほど怖い｡




出張先のﾋﾞｼﾞﾈｽﾎﾃﾙも｢無理｣な部屋はﾌﾛﾝﾄに電話して部屋を変えてもらったりしている｡




で､この不思議な体質はどうやら､幼少期からあったらしい｡




この話は以前に､親戚のｵｯﾁｬﾝと飲みに行った時に聞いた話なのだが｡





俺が幼少の頃｡



当時､複雑な家庭環境であった俺は､親戚の家に預けられていた｡




ほとんど､言葉を発しないし､他人とｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝをとろうとしない俺に親族一同困っていたという｡




ただ､その頃､俺が時々聞いたこともないような変な歌を口ずさんでいたらしい｡




大人達は､歌詞もよくわかんらんし首をかしげていたという｡


友達もいないし､いつも一人ぼっちで遊んでたから不思議に思った親戚のｵｯﾁｬﾝが



｢その歌は､誰から教えてもろたんや？｣


って聞いても､俺は何も答えずに､ただただ歌を口ずさむだけだったという｡




ある日､法事か何かで親族の集まりがあった日のこと､俺がその場で､急にその｢歌｣を歌いだしたらしい｡




集まった大人たちは､みんな｢？？｣だったそうだが




一人だけ､当時､まだ生きていた､｢ひいばあちゃん｣が俺の歌を聞くと､大声で絶句して



急に涙をﾎﾞﾛﾎﾞﾛ流していたんだって｡




泣いている理由を聞くと､




俺が歌っているその｢歌｣は､ひいばあちゃんが暮らしていた村に伝わる古い民謡だったらしい｡




ひいばあちゃんが､子どもの頃にひいばあちゃんをたいそう可愛がった｢お祖父ちゃん｣が良く歌っていた歌なんだって｡




子どもが大好きだった｢お祖父ちゃん｣は､ひいいばちゃんが泣きだすと､よくその歌を歌ってくれていたという｡




余りにもその民謡が懐かしくて､ひいばちゃんは泣いていたんだって｡




なぜ､俺が幼少期にその｢民謡｣を歌えていたのかは､今となっては何も覚えていないからわからない｡




ただ､確実に｢誰か｣から教えてもらってないと歌えてないものな･･･




毎年､お盆にはご先祖様の墓参りだけは欠かさずに行っている｡




怖い話は好きだけど超怖がりな俺は､今､この日記を書きながら後ろを振り返るのが怖い｡



もし､後ろを振り返って女性が立っていたら



｢出た～｣

ってなるのが怖いから｡




でも､もしその女性が



美乳だったら




｢出た～｣

になって


｢出た～！！｣


になりそうな俺の方が怖かったりする。