こないだ出張先で酒飲んでたら




俺が座ってるｶｳﾝﾀｰ席の３つ隣りくらいで男女が酒を飲んでた｡




おそらく会話の内容から会社の先輩（男）と後輩（女）のような間柄だと思う｡



なんか恋愛話みたいなのになってて



男性がものすごく大きな声に得意気な表情で



｢お前はこうだからこうに決まってる（ｷﾘっ）！！｣って独自の恋愛論をまくし立てていた｡





異性というか女相手にものすごく危険なことだと思ったな｡





先輩風の男は､いかにも｢ﾜｼは恋愛相談請負人でござる｣的な小慣れた雰囲気で自信満々に後輩の恋愛を指南してたけど､



ｽﾃﾚｵﾀｲﾌﾟに加えてすごくｶﾞｻﾂで乱暴なｱﾄﾞﾊﾞｲｽであった｡





守護霊が視える美輪明宏でさえそこまで断言できんぞってくらいその人の心に踏み込んでた｡







信頼関係があればそれもｱﾘなんだろうけど､



女性の青ざめた表情とｼﾞｮｯｷを持つ震えた手を横目で見て相当腹が立ってるんやろうなぁって思った｡





女って想像以上に難しいもんですよ｡




｢女心なんて簡単やん！女なんてのは…｣ってお父さんが多いと思うけど､まぁ女心は思ってるよりややこしい｡



異性やもん｡当然やけどな｡






知らないからこそ｢女はこうだ！｣って男はｽﾃﾚｵﾀｲﾌﾟに決めつけてしまうんだけど


日々日常生活で女性と触れ合う中で新たな発見があったり､まだ知らないことが多かったりする。




ただ昔よりか少しづつ異性の気持ちが理解できるようになってきたのは､やはり年齢とともに成長してきてるんだろう｡





そういう成長は｢女はこうだ！｣ってのが､一つ､一つ､崩されていく経験によってそうなっていく｡





俺が記憶している｢女はこうだ！｣ってのが初めて崩されたのは小学校3年生｡






｢眼鏡をかけた地味な女は外したら絶対に美少女のはず！！｣


って漫画にありがちなｿﾚを信じて転校生ののﾒｶﾞﾈっ子にﾄﾞｷﾄﾞｷしてたあの頃…



そしてﾌﾟｰﾙの時間に眼鏡を外したその子の顔を見て俺は悟った｡





結局､美少女はﾒｶﾞﾈをかけてても美少女である！



それに気付いたのが小学校3年生の夏だった｡




これが成長なのだ｡





こいつは本当に強いわ！って思ってた女ほど


実は繊細で傷つきやすかったり（←これも人前では見せず胃腸炎とかで倒れる）




頭が良くて仕事もできて隙の無い女って思ってた女が


なぜか代々ﾀﾞﾒな男に惹かれて金を貢ぎまくってたり｡




30代半ばになっても新たな発見があったり

知らないことがあったりするもの｡




だから冒頭の居酒屋にいた先輩のように



男が女のすべてを悟ったように､恋愛を語るのは滑稽やなって思ってしまったのである｡





俺もたまに女から恋愛相談を受けることもあるけど



基本は聞くだけ



あとは背中を押すか慰めるだけ｡



んで､さりげなく下ﾈﾀはさんで話題変えます｡





恥ずかしいってのもあるけど､恋愛なんか俺にもわからねえもん｡






ただ､仮にもし俺が女性から真剣に恋愛相談を受けて


そして真剣に俺の意見を相手に聞いてもらいたいなら





もう無人島か何かに連れて行って半年くらい生きるか死ぬかの極限の生活を一緒にして


お互いが相互理解して信頼関係をしっかり構築できてから


じっくり恋愛について語ろうと思う｡





んで､実は女だけじゃなく男も難しい｡





女に比べて単純とかさっぱりしてるとか思われがちだけど



実は男の嫉妬は女性の100倍怖いから｡



そんな男心はまたいつか触れるとして････





とにかく



男も女も人間をｽﾃﾚｵﾀｲﾌﾟ的なﾀﾌﾞﾛｲﾄﾞ思考で語るのは実は危険なのかもしれない｡（語ってしまうんのだけどね俺も）





17歳のﾌﾘｰﾀｰの彼女がいる友人がいて





そいつは酒飲むと周りの仲間から｢ﾛﾘｺﾝ～！ﾛﾘｺﾝ～！｣ってからかわれてて



いつも｢いや～！そんなん言わんといて｣ってまんざらじゃ無い顔でﾆﾀﾆﾀしてたんだけど





ただ､


そいつの彼女はたしかに年齢は17歳の女の子だけど



見た目は完全に子供が二人くらいいそうなｵﾊﾞｻﾝだった｡





この場合は｢ﾛﾘｺﾝ｣って言ってもいいのかどうか…




俺の中で今も答えは出ていないから


｢お前はﾛﾘｺﾝに決まってる！｣


とは言わないようにしている｡