知人にキングダム（仮名）という４人組のバンド（全然売れてない）がいるんだけど





彼らと飲んでて、酒が入ってくると音楽論に熱くなり、やがて



「いつか俺たちも売れて外国でレコーディングしたいね」って話になる。





ベルリンがどうちゃら、ＬＡがどうちゃら、ロンドンでどうちゃら言ってるわけである。




俺は疑問に思ったことをぶつけてみた。





「レコーディングなんて日本でやっても同じやろ？むしろ機材や人材は日本の方が良くない？」





だって、言葉も通じない外国人たちと一緒にレコーディングするより



白浜あたりの温泉宿のスタジオ（あるかどうかわからんが）でレコーディングした方が楽しそうやもんな。






ギタリストのＫくんはきっぱり否定する。



むしろムキになって「外国じゃなけダメだ！」と俺にかみついてくるではないか。





理由を聞くと


「日本は湿気がどうちゃら」「日本人のエンジニアレベルがどうちゃら」「ミキシングが…」





音を収録するのにいかに外国が優れてるか俺にあーだこーだとウンチクを言ってくるわけである。



初めて自分で買った音楽ＣＤが宮沢りえのデビューシングルであるこの俺に。






Ｋくんはそう言うが、俺は案外、気分的なもんじゃないかと思う。






コップに入れたラムネより、瓶の中にビー玉が入ってるラムネを飲んだ方が美味しく感じるように




レコーディングは日本より外国の方がいいってのは


結局、気分的なものではないかと？と―。





もしかして経験が無いからこその憧れ的なものなのかもしれない。





実際にこれまでずっと外国でレコーディングをしていた売れているミュージシャンも


結局、日本のスタジオで収録するのと変わらないってことで日本で作る人も多くなったという。






「レコーディングは外国で！！」って人は「パイズリ好き」とすごく似てるなと思う。





おっぱい好きの俺は異常にパイズリに興味があった。



恐らく諸兄方の１００倍くらい。





「パイズリってめちゃくちゃ気持ちいいはず」



おっぱいでチンコを挟んでもらうなんて


…俺は快楽で死んでしまうんじゃないだろうか。



もしパイズリを経験してしまうとその快楽に俺は一生、挿入することなく

パイズリだけに執着するんじゃないかと。



「パンドラの箱を開けてしまう」



不安な気持ちにさえなった。






そして、俺も成長しパイズリを経験することになった。









実際にパイズリを経験して思ったことは




おっぱいが大好きな俺がひいき目に見ても




普通に挿入やフェラの方が気持ちいいと思った。






むしろおっぱいじゃなくとも


例えば柔らかい内腿や二の腕とかに挟んでもらうのと感覚的には大差は無いと思う。






それでも「パイズリが一番、気持ちいいい」って言ってる人は



それは、チンコがおっぱいに挟まれているという気分的なものが気持ちいいのである。




「レコーディングは外国が一番いい！」と「パイズリが気持ちいい！」は非常に似ているのだ。







ちなみに俺にえらそうにドヤ顔で音楽についてうんちくを垂れてるギタリストのＫ君は



コードは５つしか押さえられない。






そもそも、キングダムというバンドは





ライブでステージの上で炊飯器の中にウンコしようとしたり



マスクを付けてプロレスをしたり、ボーカルとドラムの子がブリーフ姿の恰好で鞭で叩きあったり



そもそも、そんなヨゴレバンドに




レコーディングそのものが必要なのかという疑問がずっとわいているのである。



そこの疑問はまた別の機会にぶつけてみようと思う。