SとMというカテゴリー[化粧][ぷっくっくな顔][ダッシュ(走り出すさま)]
40代前半  大阪府
2013/05/08 3:28
SとMというカテゴリー[化粧][ぷっくっくな顔][ダッシュ(走り出すさま)]



たまーに、聞かれることがある質問。




「りょうまさんは、Sですか?Mですか?」




みんなも聞かれることがあるでしょ?






この質問の大まかな意味は「責め好き?受け身好き?」をさしてると思うのだが



「S」か「M」かで聞かれると返答に困る。





そのどちらでもないから。






最近思うのだが攻めと受けを単に「S」とか「M」とかのカテゴリーに分類してもいいものか?と考えてしまう。(本当のSMプレイ愛好家は別として)







知人にYさんという「本物」のSがいる。





本人はSというより「緊縛アーティスト」と言って欲しいというが俺が知る本物の「S]として思い受かべる一人である。





数年前に友達でフリーの写真家が面白い撮影があるからって俺を誘ってくれてワクワクしながら現場に行ってみると





鬼気迫る表情でライトアップあれたスキンヘッドの男が女性を「緊縛」していた。




その男こそYさん。

その日が初めての出会いであった。





「SMアートとして写真集を作りたいんですよ」ってYさんは俺に笑顔で語ったが



アートどころか


俺の目にはただのSMプレイのエロ本撮影にしか映らなかった。







さて、そんなYさん。


とてもSだとは思えない普段は物静かでめちゃくちゃ優しい紳士である。





物心ついた時から縛られた女性を美しく思い、性の興味がそっち方面に行ってしまったため同年代から浮いた存在だったそうだ。





やがて成長とともにSMプレイの研究をしては実践を重ねていき




遂に日本を飛び出しSM海外留学にも繰り出した。





今でも世界各地に奴隷がいるという。




特に欧州はホームらしく中でもドイツは素晴らしいそうで




Yさん曰く







「ゲルマン民族とのプレイはグっとくるものがあります」と微笑を浮かべる。






ただ文化としての日本のSMも捨てたもんじゃ無いらしく




Yさんの「亀甲縛り」は、海外でも受けがよく「マスター」として尊敬されているそうだ。




ただプレイ内容はいつ聞いてもドン引きしてしまう。






さて、そんなYさんは大阪にも奴隷が数人いるそうで



たまに大阪に調教にやってくるときは事前に連絡があって一緒に飲みに行く。




ある日の夜に友人のヨシと飲んでるところにYさんから連絡があったので




せっかくだからヨシにYさんを紹介してあげることにした。







一緒に飲み始めて1時間、お調子者のヨシはYさんに対して






「俺もSなんです、いやドSなんですよ~」


と語りだしたのである。






Sとして海を越えて活躍するYさんを相手に「S」と語るなんて










イチローを前に、ただの野球好きのオッサンが






「俺もメジャーリーガーなんですよ~」

って吹いているようなものだ。







(コラ、お、お前やめんかい…)

なんだか俺の顔が赤くなってしまった。








優しいYさんは、そんなヨシの自称「ドS」の話も優しくウンウンと聞いてあげるのである。




調子に乗ったヨシの武勇伝は止まらない





「指を三本入れて親指でクリをグリグリ刺激したら女がヒーヒー言うんです。でも俺、止めない!





なぜなら俺ドSだから!!」




親指を立ててドヤ顔してるヨシの後頭部に思いっきりラリアートをかましたくなった。






それでもYさんは「うん、うん、それはドSだねぇ」って笑顔。



さすが本物は人間できてますわ。





そこで冒頭に書いた「Sか?Mか?」ってよく聞かれるって話をしてみると







Yさんは「いいんじゃないですか?」って笑って答える。





「ただ・・・・」


Yさんが一瞬、緊縛する時のするどい眼光になると




「SMプレイってお互いの愛情と信頼関係で成り立ってるんですね。



Sも奴隷に対して深い愛情を土台にした調教じゃなければ、そりゃただの暴力です」




なるほどなって思った。



実はセックスも「愛情」と「信頼関係」がそろったら無敵やもんな。


SMは形を変えた愛情表現なのだ。







タクシーを待ってる間、Yさんは




「ドS」って言葉が一般化され、ある意味で市民権を得てしまっているから


あってはならないイジメでさえ「ドSだから」って言葉で正当化されるのは困りますよね」





心優しい"ドS"のYさんは「んじゃまた会いましょう」って颯爽と奴隷の待つ家に消えて行った。







自称ドSのヨシはベロベロに酔っ払って何度も「ドSどえす」と大声で叫んでは親指を立てていた。





マジでこいつの緊縛の方法を聞いとけば良かった…
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コメント

40代前半  大阪府

2013/05/08 11:30

7. >大黒さん

すごいらしいよ、たぶん雑誌とか出てるかも(笑)

俺はまったく興味の無い世界やけど、頑張って緊縛アーティスト目指してね!

40代前半  鹿児島県

2013/05/08 10:09

6. りょうまさんの交友関係が面白いですね。
幅が広い!

40代後半  福島県

2013/05/08 6:22

5. ぎゃー。Sさんて誰だ(ノ_・,)
Yさん、でしたね…

仍@Pmcv[退]
20代後半  広島県

2013/05/08 6:11

4. それ多いですね、質問(´・ω・`)
お互い楽しいなら何でもありですけど…(*_*)Yさんステキです。

50代前半  北海道(道央)

2013/05/08 5:46

3. Yさん、かっこいい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
今のイジメを確かに市民権を得た「ドS」で片付けてしまう問題や、ヨシに対する大人な対応が良い!
自称ドSって、フェラされたがりや焦らし好きですからね。愛情と信頼関係…素晴らしい関係です^ - ^

40代後半  福島県

2013/05/08 4:50

2. おはようございます(´∀`*)
Sさんの言う通りのことを
私も本物さんから聞いたことがあります

本物さんというのは包み込んでくれる感が
安心を与えてくれる気がします

「どSどえす」が
たまんない(*´ω`*)

30代半ば  愛知県

2013/05/08 3:43

1. コメント失礼します!

そのYさんの縛るとこみてみたいですねー!つい最近縄を触れる機会があったので(>_<)

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