今日は東京にいるんやけど


今、コンビニでビールを買って出てきたら、
冴えない中年サラリーマンが、バイト帰りっぽい女の子に


「はじめまして、雨だね。カラオケ行っちゃう？」


「行っちゃう、行っちゃう」


って、二人で歩いて行った。





東京のナンパは話が早すぎる(´Д` )





大阪で中年のオッサンが若い子をナンパしようとしたら


それこそ


桂枝雀の落語なみの尺とクォリティーの高い小噺をしないと、まずひっかかりません。


さてナンパの話。


俺はナンパができるタイプの人間ではない。


女性は大好きで仲良くはなりたいのだけど、よほどの勝算が無いかぎり、ナンパは無理。



何を隠そう、この俺は


とてもシャイなおっさんなのである。


始めて会う女性と飲んだり話したりは、全然大丈夫なんだが、それは会うと言うお互いの合意が前提だから大丈夫なのであって、



自分から、しかも即興で男女の出会いを生み出すスキルは残念ながら極めて低いといえる。


それは、リアルでも、このワクワクメールでも同じような感じなのである。



例えば、居酒屋の座敷で、気心しれた男四人で呑んでて、その隣に透けたスダレだけで区切られたテーブルに、女性四人グループが来たら、みんなならどうする？



もう男側は、気にしてないふりしなから、めっちゃ意識してるよな。

もう会話が頭に入らないほどチラチラ見てな。


女性側はどうなんやろか？


さておき、そういう状態の時、シャイな男四人だと、
何もできない。


あれやこれやという間に時間が経過し女性グループは帰り、残された男グループはなんか微妙な空気になってしまう…



これの繰り返しで、何度、悔し汁を流したことか。


そんなある夜のこと、地元のメンバーでの飲みに行くことになった。（男ばっかなの(´Д` )）



そのメンバー中に珍しくTさんと言う三つ上の先輩がいた。


このTさん、自他共に認めるナンパ名人として有名であった。


ただ、現場を見たことが無い俺は俄かに信じ難いものがあった。



なぜなら、このＴさん頭は派手にハゲ散らかし、シワシワシワなうえダサい。


とてもじゃないけど、モテるタイプではないからである。



（今日はお手並み拝見になるかも…）


どこか淡い期待があったのも事実である。



そして、その機会はふいに訪れた。


上述したシチュエーションと全く同じである。


並んだ四人掛けのテーブルにスダレを挟んだロケーション。


俺たちの視線はTさんに注がれた。


すると、Ｔさんはビールをグイっと飲み干したと思うと、間のスダレをノレンの様に上げて、一言ー。





「お姉ちゃん、結婚しよかぁ？」



もう靴でハゲ頭を、おもいっきりはたいてやろうかと思った。


ところがである。



女の子達は、大声で笑いだし、結果的に二次会のカラオケまで一緒に行って楽しい夜を過ごすことができた。



後日、Ｔさんと会う機会があったから、ナンパを成功させる秘訣みたいなもんを聞いてみた。



「秘訣？そんなんあるかいや！」


だ、そうである。



Ｔさん、予想に反せず

ナンパ成功率は極めて低いらしい。


「とにかく量をこなすことや！千人に声かけたら一人は
ついて来るわな」


恐ろしい話しである。


ナンパでいい思いするには、絶対に折れない強いハートが必要なようだ。



いい思いしたい人は臆せずガンガン行けばいいのだ。



ただ、ワクワクメールでは、ガツガツしてる男は嫌われるらしいから注意しような(o^^o)