早朝や夜に外に出ると涼しくて秋の香りがするやろ？





俺はこの秋の感じがすごく苦手なのである。







なんだか切なくなるし、わけも無く泣きそうになったりもする。






この「秋になると切なくなる症候群」は俺だけなのか、飲みの席で回りの友人たちに聞いてみた。





意見を聞いていると



どうやら俺だけじゃなかったみたい。






みんな、俺と同じように何となく切ない気分になっているのである。






女友達の一人が



「何と言うか秋は切なくてなんか人肌恋しい季節なんやねんなぁ」


と感傷的な表情で遠くを見つめるＹ子。





うん。わかる！




秋になると妙に人肌恋しくなったりする。






すると友人の中で随一のガサツ男であるヨシが






「う～ん、切ないと言うより




秋になると俺は女とヤリたくなるなぁ…（´_ゝ｀）」





遠い目じゃなくＹ子の白い太ももをガン見するヨシ。






俺は、そんなガサツなヨシの言葉にハっとした。









秋は「人肌恋しくなる」。




意外とこういう人は多い。





感傷的に言うと「人肌恋しい」だけど






ガサツに言うと「ヤリたくなる」のである。





つまり言葉を変えただけで実は秋はヤリたくて、ヤリたくて切なくなる季節なのではないだろうか。






こういう仮説がある。





死が迫り来る状況に男女二人を置くとセックスを始めるという。





種族保存の本能が働いているらしいのだが




そのときの当事者は性欲ではなく、相手に深い愛情を感じるという。



初対面の二人でも、愛しさが募るというのだから不思議な話である。




冬は動植物にとって死の季節。






人間にとっても、原始時代は死と向き合わなければならない季節だったと思う。




秋になると訳もなく人恋しくなるのは、




進化しきった俺たち人間の本能にも、目前まで迫っている冬が死の季節だという


ＤＮＡレベルでの記憶がプログラムされているのではないだろうか。





命を落とすかもしれない「寒い冬」に備えて種族保存をせよというプログラムが、




「秋」は、人肌恋しい・切ないという感情になって現れているのではないだろうか。





そういう話なら日本で一番エロくて変態の多い都道府県は厳しい冬を迎える「北海道」という俺の仮説もズバリあてはまる。





そうなのだ。





俺はわけもなく切なくなったり、泣きそうになったりするのは





「セックスをしなさい」という本能から来ているのである。







秋が深まるにつれ、あまり感傷的になっても困る。





だから









とりあえずオナニーをしてみた。









（シコシコ）









（どぴゅ）










・・・・・・










うん。





もっと切なくなったわ！！！ヾ(´Д｀;○)







このオナニー後の虚無感だけは本当に



四季共通やなオイ！！








っということで






出会い系にとって人肌恋しくなる『秋』が一番、出会いやすい季節なのかもしれない。