今の小学生はさすがに無いのかなぁ。




俺が小学生の頃はクラスでドッジボールやらソフトボールでチーム分けをする時は「取り合いじゃんけん」で決めるのが主流だった。




チームのリーダーがじゃんけんをして、欲しい人材を指名していくという制度である。



当然スポーツができる子や、チームが明るくなるひょうきん者などがどんどん先に選ばれていく。




ありがたいことに俺は常に上位で指名されていた。





一方で「取り合いじゃんけん」は必ず最後に残るメンバーもいるわけである。




どんくさい子やクラスの嫌われ者などが選ばれず、どんどん取り残されていく主なメンバーである。





最後の一人は特に残酷で

「いるか、いらんか、じゃんけんぽん」で決められる。





じゃんけんに負ければ最後の一人は足を引っ張るお荷物を引き取らなければならないということで


キャプテンは頭を抱えて「ＮＯ～！」っと叫ぶのがお約束である。






本当に小学生は残酷。







ある日のこと、新任の担任の先生が、この取り合いじぇんけんの制度を見て大激怒した!!（正しい反応だと思う）





熱い先生だっただけに「これは公開イジメだ！」と怒り心頭。




その日以来「取り合いじゃんけん」という制度は廃止されたのである。（当然だと思った）




シーンとなった教室で先生が涙目で言った一言が今も胸に残る。







「先生は選ばれない人が卑屈な気持ちになるようなそんな制度は絶対に認めません！！」





あの日、教室の窓から見る景色は、今日と同じ雪の積もった運動場だった。




現在、会社の窓からあの日と同じ雪景色を見ながら先生の一言を思い出している。




先生、俺からも一言。




だったら同じ理由で













バレンタインデーという制度も廃止して欲しかった。









◎りょうまのリアルタイムバレンタインデー報告



【現在時刻】　　　　14：10


【現在のチョコの数】　0個