私は誰?
40代前半  大阪府
2014/08/26 3:30
私は誰?


家にいたら俺の携帯が鳴った。




知らない番号である。




っというのも、ものぐさな性格だから、よほど重要な人の番号以外は登録していないこともあって


とりあえず知らない番号でも「もしもし」と出てみることにしている。





「もしもし・・・」



相手が誰かわからないけど、とりあえず電話には出てみた。








「お爺たん?」


年の頃で幼稚園くらいの子どもの声である。





「お爺たん、もちもち・・・」






いつの間に俺に孫ができたんだろうかと、酔っておかしくなってる頭をフル回転して考えてみた。






熟考した結果、



俺には孫はいない。






「もちもちお爺たん?」




「お、お前はも、もしかして!?」





思い当たる節がある。






未来の俺の孫は、勉強はダメ、スポーツはダメ、女子にモテない、ダメダメの劣等生になってしまってて、


そんな自分になったのは、先祖である今の俺が不甲斐ないからだ!って未来の孫が思ったのかもしれない。








すわっ!遂に我が家にドラえもんが!!





机の引き出しの2段目を恐る恐る開けてみたら、入っていたのはタイムマシーンではなく、


まだ未使用のチューブ式のTENGAが2本あった(ラッキー!後で使おう♪)





「もしもしお爺たん?」




可愛い(^^)



間違い電話だと思うが、あまりにも可愛いので、その子と少しだけ会話をしていた。




現在、幼稚園でひよこを飼ってるらしい。





「うんとな、うんとな今な、ひよこおるねん」




「ひよこは大きくなったら何なるの?」




「うんとな、うんとな・・・大人!」




か、可愛い(^^)






もうそろそろいいかなと思って、





「俺はねお爺ちゃんと違うよ」




その子はキョトンとした感じで




「え・・・お爺たん違う?




・・・・じゃあ誰?」




思いがけない問いかけ。



本来、誰?ってのは俺が言いたいセリフなのだが、電話をかけてきた方にまさか「誰?」と聞かれてしまうとは思わなかった。







「俺はね・・・」





・・・誰なんだろう?




答えを窮してると「ガチャ」と電話を切られた。




改めてあなたは誰?って聞かれると答えるのって難しいのである。






『ソフィーの世界』っていう哲学ファンタジー小説を思い出した。





主人公のソフィーはごく普通の14歳の少女。


そのソフィーのもとに「あなたはだれ?」とたった1行だけ書かれた差出人不明の手紙を受け取る。




おもいがけない問いかけに、ソフィーは改めて自分をみつめ直す。「わたしっていったいだれなんだろう」今まで当たり前だと思っていたことが、ソフィーにはとても不思議なことのように思えてきた・・・


っていう内容である。



ものすごく優しい哲学書なので興味のある人は読んでもらいたい。






「俺は誰なんだろう」



人は名前が無いと自分が誰だか説明出来ないそうだ。





人間であること、国籍、男女、年、仕事、性格、
誰かの家族、親であること、子である・・・



自分を説明できてもそれはそれらは単なる『属性』。



例えば俺が今の名前や今の性と違う性なら俺ではない?




いや俺は俺なのである。






「私は誰?」とは本来は答えのない世界なのだ。





ただ漠然と思うのは、自分という存在を属性無しでは語れないのかもしれない。





自分で自分であることを言葉にできない、だけど自分が確かに存在しているということは他者が認知してくれる。





もしかすると人間関係の構築って「私は誰?」と追及したいがための行為なのかもしれないなと思う。





みんな「私」を知ってもらいたいのだよ、他者に。




色んな人との出会いと別れがあり、その中で一生懸命に自己表現し自己主張を繰り返す。





結果、それが嬉しかったり、悲しかったり、勇気づけられたり、傷ついたり・・・人間関係である。





めんどくさい人間関係に疲れて、もう一人でいいや!って思う時もたまにあると思うけど





やはり多くの人と交流を重ね、「俺だ~!」って自己主張することで「私は誰?」という答えに近づいていけたらなと思う今日この頃である。






「息子の誤動作で迷惑をかけました」と


再び電話がかかってきたのは大学時代の後輩からである。




子どもの名前を聞いてその名前を登録したw


またかかってきたら楽しいな、哲学少年から。





とりあえず今から真っ先に俺は自分が何者なのかを知るためにTENGAを使って考えてみたいと思う。





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コメント

40代半ば  京都府

2014/08/26 19:51

5. 前にネットで怖い話を見てたんですが、

昔ナチスがやった実験で、毎日捕虜を鏡の前に立たせて映った自分の姿に向かって「お前は誰だ」と問わせる、ていうのを思い出しました。

結果、それを続けると人間は発狂するらしいですよ。

「私は誰だ?」て自問自答した瞬間、物凄く恐怖に襲われます。。

春乃[退]
40代後半  群馬県

2014/08/26 12:25

3. あたし、ハードカバー『ソフィの世界』買って読んだなー[ほっとした顔]懐かしい。りょうまらしからぬあたたかい話、かわいいちびちゃんの関西弁にキュンキュン[ムード]
…しかし、おまんは結局のところ、エロ男爵やな~(^ー^)あっ、あたちエロ男爵沢村一樹氏と誕生日一緒~[黒ハート]だから、人のこと言えん~(^з^)-☆
ほな、またなー

60代前半  愛媛県

2014/08/26 7:38

2. ああ

昔ありましたね。

当時読んだだろうに全く内容覚えてません。

とりあえずソフィーを探すことからしてみようかな。

70代以上  鹿児島県

2014/08/26 6:29

1. おはようございます。
朝からほっこりしました。

コメント一番のり♪

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