夢精がしたいなぁとつくづく思う。





学生時代にインドにバックパッカーで行ってきた友人が日本に戻ってきて興奮気味に語った言葉は



「人間はインドに行った人と行ってない人で分かれる」であった。





要するにインドに行ってこれまでの人生観がガラリと変わったと言うのである。






インドに行ったことのない俺がこういうのも何だがインドに行ったくらいで変わる人生観なんて、



しょせんその程度の人生観だったということである。








しかし夢精は違う。




ハッキリ俺はここで断言させていただく。






「男の人生は夢精を経験した人と経験していない人とで別れる。」




かくいう俺は夢精の経験者である。（えっへん）





忘れもしない中学２年生の夏。




記念すべき初めての精通が「夢精」であった。







寝ている自分の絶叫で目を覚ましたのは後にも先にもこの時だけである。





いや厳密に言うと快楽で絶叫をした経験は、これまでの人生であの時の「夢精」だけなのである。





その後、俺はあの時の夢精の快楽が忘れられず




猿になった。








来る日も来る日も自慰にふけった。





中学生という体力的にも非常に充実した時である。

一日で8発という記録も叩き出した。




この時はさすがに最後は米のとぎ汁のようになっていた。



（何かが違う・・・）



確かにオナニーは気持ちがいい。






だけどもあの時に経験した天にも昇るような夢精の快楽とは、ほど遠いものであった。





やがて俺は成長し夢精から始まり、そしてオナニー、やがてセックスの味も覚えた。



セックスもたくさんした。




だけども夢精のソレとはまた違うものであった。






原始の時代から男の初めての射精は「夢精」だったのではないかと思う。





そのあまりにも凄まじい快楽から射精というものをを覚え、やがてセックスに興味を持ち子孫を繁栄させてきたのではないだろうか。






「夢精」こそが原始から続く射精の基礎なのである。





俺は何事も基礎を大事に思う男だ。





画家ピカソの晩年は「ゲルニカ」や「泣く女」のような独特な作風で知られる。




しかしこのピカソに普通に絵を書かすと写真と間違えるほどめちゃくちゃ上手なのである。





しかしよくありがちな美大の学生は基礎が未熟なまま、いきなりピカソのような作風で絵を描きたがった。




たしかにピカソに似た絵は描ける。


だけども俺はそんな基礎のない絵画は一切認めなかった。



それと同じである。





夢精もせず初めての精通がオナニーだったって男は俺は認めない。






夢精もオナニーもせず初めての精通がセックスだったなんていう男は




チンコがもげればいいと思う。







夢精をした経験がない悲しい男性諸君よ！


今からでも遅くはない。


基礎から学ぼうではないか。






「夢精」という基礎を知ってるからこそエロの幅も広がるというものである。






千利休のように茶道を革新的な美学で創始した人でさえ「基本が大事！」だと言っていた。







俺も、もう一度基本に立ち返って自分の「エロ道」と向き合いたいのである。




そう思い立ち


「よし、いっちょう夢精でもするか！」となり



【りょうま夢精プロジェクト】は数年前から開始した。





主な取り組みを紹介する。



『精液が溜まると自然に夢精するはずである』



俺は長期間オナ禁を試みた。





１ケ月以上は禁欲しただろうか…





その結果―






顔にできた謎の吹き出物と

殺人者のようなギラついた目になるだけで





一切、夢精はしなかった。








『チンコには直接触れずに射精をするのが「夢精」である』







俺は週に２回、太極拳を習った。






何となく気功的なものでオナニーはできないかと。






その結果―





肩こりが劇的に改善されただけで




夢精はしなかった。








『「脳でイク」のが「夢精」である』



俺は催眠オナニーというものを導入した。





催眠法を使って催眠時にエロを連想させるような内容の音声を聞き、最終的に夢精のような射精に至る新世代のオナニーである。




ヘッドフォンをしながらベッドに横になった…



アニメ系萌ボイスの女性が「ご主人さま～〓」とか言いながら、ずっとあえいでいる…。



射精するまでその音声をずっと聞いとく・・・





その結果ー





産んでくれた母親に申し訳ない気持ちになった。


もちろん射精は無し。







どうやら狙っても夢精はできないのである。





実は夢精のメカニズムは化学でも解明されていない神秘的な現象だという。





ああ諸君・・・エロ道の基礎とは難しいものである。





とりあえず２０１５年の俺の最大目標は「夢精」をすることである。





【りょうま夢精プロジェクト2015】

と題して取り組みますので、賛同してくれる男性諸兄も情報交換等を密に行いながら俺と一緒に夢精にチャレンジしてみましょう。




えーちなみに、俺が夢精を目標にしても


決してセックスはしないってことでは無いので


どうかワクワクメールの女性の皆さんは安心してください。