女友達がいない女の話[右斜め下][がまん顔]
40代前半  大阪府
2015/02/23 16:58
女友達がいない女の話[右斜め下][がまん顔]



たまに女性の日記を拝見すると



「ワクワクの友達とオフ会してきた」



「ワクワクで出会った人と初デートしてきた」




ってタイトルの日記を目撃する。





そういうタイトルには非常に興味があるので内容を読むわけですよ。







すると驚くことに






まぁ、女性が女性同士で会うことが多いこと、多いこと。






レズなの?って思うけどそうではなく

純粋に同性との集まりを楽しんでいるのだ。






出会い系サイトとしては、同性との出会いも含まれてるんだろうが



いくらなんでも男を除け者にして女性同士で楽しみすぎなんじゃないかと思うのである。






女性のプロフみても



「出会いは求めていません。でも女性の友達は欲しい」とか「友達申請は女性だけOK」


とか書いてる人もやけに多い。






実際に、ワクワクで女子会ばかりしてる女性に話を聞いたことがあるんだが






男よりも女性と会う方が、




お洒落とか気を使うし緊張するらしい。





男もずいぶん舐められたもんだな。


舐めてくれないクセに。






とはいいつつ


人間は「同性」の友達を多く持った方が幸せになるんだと俺は思ってる。




とりわけ女性は―。








5年ぶりに、S子さんから飲みに行こうと連絡があった。





S子さんはウチの会社で経理事務をやっていて


5年前に退職した女性である。







S子さんは、俺よりも年上で今年43歳となる独身女性。




久しぶりにあったS子さんは相変わらずの美貌の持ち主であった。







美人は2手に分かれると俺は考えている。




一つは「性格のいい女性」




よく「美人は性格が悪い」というが、俺の経験上、美人は性格が良い人の方が多いと思う。






今まで美人だと思った女性に話を聞いてみると高い確率で美人は、同性からイジメられたり仲間はずれにされていた経験がある。




女は残酷なのである。






女性はいくつになっても、遺伝子レベルで男性の目を引きたいとインプットされている。





美であったりお洒落のこだわりは女性の本能なのだ。





自分のテリトリーに自分よりも男性の目を引きそうな同性が目の前に現れたら…



そこは排除したくなるのが、女性という生き物の本能なのかもしれない。







なので生まれ持っての美人は、幼少期からイジメられないよう仲間はずれにされないよう


生きていくために同性の中で常に周りに目を配り、気を使いながら生きてきた。





そんな感じで成長してきているので、美人は空気を読むことができ、他者への配慮や人の痛みも理解できる性格のいい人が多いというのが俺の印象なのである。







もう一つは「性格の歪んだ女性」である。



性格が“悪い”ではなく“歪み”である。



美人であるがゆえに女性から排除されるなら



「それならそれで別にいいよ!」と不条理と戦うことを決意。




周りの同性を心から信用しなくなり、男性だけで周りを囲む女。




美人であるがゆえに歪んでしまった心・・・








Sさんは典型的な後者のタイプであった。






S子さんは、とにかく女性スタッフから嫌われていた。






一方で男性スタッフからの人気は絶大であった。






ランチに行くのも飲み会に行くのも必ず男性グループの中にS子さんはいた。




それはそうであろう。



S子さんは男と話すときは田中みな美ばりの雰囲気で男と向き合うのである。





アヒル口に目をウルウルされて勃起しない男はいない。




なぜか俺には一切、この顔をしてくれんかったことは恨み言の一つである。




ともかく当時は男が、たくさん彼女の周りに集まっていた。






一方、同性の前では、これでもかってほどの無表情な冷たい目になる。





その裏と表の顔は、偶然見てしまった光景なのだが、男の俺が客観的に見てても怖いものがあった。






女子スタッフから腐るほどS子さんの悪口を聞いていた俺はS子さんと仲が良かったこともあって正直、胸が痛かった。







この罵詈雑言はS子さんが美人であることが根っこにあることは理解できたが、



やはり彼女の行動や言動も同性に嫌われる一因になっていたことは否定できない。






S子さんは自分が嫌われている事実を知っているのだろうか?




もしかしたら自覚の無い行動が女性の不評を買ってるのならば、彼女はこれまでの行動を悔い改めた方がいい。




ある夜、S子さんと飲みに行った日に俺は思いきって言ってみた。




「女子から相当嫌われてますよ。何とかした方がいい。」





すると、S子さんは今までの表情から一転して無表情になると





「知ってるよ。全部知ってる。」



ギョッとした。






「女友達はいらんねんな~!めんどくさくて…」



この時は本当に性格の悪い女だと思った。






ほどなくしてMさんという女性が中途採用で入ってきた。




Mさんがどういうことか




「私はS子さん好きですよ」って、S子さんになつくようになっていた。



少し戸惑っているようなS子さん。




俺が初めて見たS子さんの同性の友達。




そして初めて見たS子さんの活き活きとした顔であった。






本当は女の友達が欲しかったのである。







しかしその友達関係のいびつさに気づいたのは、しばらく後の事だった。







仕事終わりにS子さんとMさんと俺との3人で初めて飲んでた日である。




S子さんがしきりにMさんにダメだしをする




「○○しなきゃダメ!」


「Mは〇〇だからダメなのよ」


「Mは○○すべきだと思う!」



Mさんはうつむいて話を聞いている。






りょうま家には女同士の会話には割り込んではダメという家訓があるのだが



S子さんのあまりの上から目線っぷりに俺は家訓を破ってしまうことになる。






だいぶS子さんと言い合いをしてしまった。






S子さんは言う。


「本当の親友とは、お互いに言いにくいことも言い合って、お互いが高め合い成長していくことが真の友情でしょう?


お互いの傷を舐めあって慰め合っても、そこに意味がない」





最もらしい親友の定義だけど本当にそうだろうか。







俺の親友は、ヨシという幼馴染だ。





これが非常にダメ人間である。




だけどひどく落ち込んだ日に

ヨシを呼び出して顔を見るだけで


すごく元気になる。




「俺なんかコイツに比べるとまだマシだ」
と思えるから(笑)





どうやらヨシはヨシで俺と会うと
「俺はこいつよりマシだ!」と元気になるそうだ。







お互いがお互いを自分より下だと思っている親友同士。





お互いを高め合うどころか、


自分が優越感に浸れるように
もっと落ちろと罵りあってるもん(笑)





だけどヨシは俺が凹んだ日は必ず来てくれる。



何も言わなくても声でわかるみたい。



何があっても、何時でも来てくれる。




ただし俺にとって薬になるようなことは何も言わない。(っていうか言えない)



でも、ただヨシがいるってだけで


俺の傷口をベロンベロン舐めてくれて心を慰めてくれるのだ。





人生を生きるってだけで十分、厳しい。



せめて友達、親友だけは慣れあってもいいではないか。





俺とS子さんのバトルは壮絶となり、Mさんが止めてくれた。






それから数か月後に、S子さんの唯一の女友達であったMさんは





寿退社で会社を退職していった。









S子さんはMさんが結婚するという話は一切、聞かされていなかった。


披露宴でさえ呼ばれなかったのである。






S子さんは、飲んで吐いて、


そして泣いていた。



「これだから女友達はいらない」と嗚咽しながら。






その1年後、S子さんも退職することになった。






自主退職ではない。


若い女性スタッフ数人との間で揉め事があり会社から辞めさせられたような形であった。




その頃のS子さんの周りには男の取り巻きもいなかった。





これも女性にとっては非常に残酷な話なのだが





女性は年齢とともに商品価値が失われていくと言われている。





女は1日が過ぎるたび、自分の商品価値を失くしていく生き物なのだ。





だから女は、若い頃と違う武器を年齢と共に身に着けなければならなかった。





S子さんは、アヒル口で目をウルウルさせても

男が振り向かない年齢になっていたのである。





5年ぶりに会うS子さんは相変わらず綺麗であった。

・・・が、年齢のわりには綺麗という方が正確なのだろうか。






「最近、若い男性社員にオバハンって言われてるねん」と自虐的に笑っていた。






「今の会社に女友達はいる?」




S子さんは首を横に振った。


「女友達はいらんから(笑)好きな男はできたよ」





「そう。それはよかったね」





久しぶりだからS子さんは話が止まらない。




「今の職場の女子がすごく嫌なやつでね、女はね本当に嫌」



「好きな男がバツイチで…これってどう思う?」



「女で生まれたからには、子どもは産みたいけど年齢を考えるとね、どう思う?」



「やっぱ高齢で産むと、その後って色々大変なのかな?」



「40歳超えてから、このメーカーの化粧水を使うと急に肌が綺麗になったの」





話はうんうんと聞くことができる。






だけど男の俺には何て答えたらいいかわからないこともたくさんあった。




女性のことなんて俺にはわからない。





もし、S子さんに女友達がいれば、彼女の人生は、今とは変わっていたのだろうか?






我慢してまで女友達はいらないってのが口癖だったS子さん。



そうなるまでのすべてのプロセスは知らない。



だけど彼女の心の歪みは同性を信用しなくなり、

異性で周りを固めその寂しさを埋めていった。





その異性でさえも離れ去った今、


彼女に残されるべきだったものは何だったんだろう。







俺は同性の友人だったんじゃないかと思う。




女が、人生の中で抱える、


寂しさや悩みや不安や不条理さ


そんな中でも夢や希望や幸福感。





やはり同性同士だらこそ語り合えるものなのだ。






俺たち男に語っても無駄ですよ。




基本的には女と接するのは下心がメインだから。




その下心がバレないように一生懸命、女を研究するけど、やっぱり異性は異性。



パンツの中のヒダヒダは触れても

心の中のひだはつかめない。





だからワクワクの女性たちが、



サイトを利用して女友達を作るのは本当にいいいことだと俺は思います。




もし仮に女性同士の出会いが活発化されたら




俺はチンコを股に挟んで、
女装姿で潜入してやろうとか思ってる。


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コメント

春乃[退]
40代後半  群馬県

2015/02/26 19:37

61.  >>59 りょうまさん
からの~~( -_・)?

40代前半  大阪府

2015/02/26 19:22

60.  >>58 Kou+さん
30分も…´д` ;
読んでくれてアザース
書いたのはどれくらいかかったかなぃ。

40代前半  大阪府

2015/02/26 19:21

59.  >>57 春乃さん
だっふんだ´д` ;

40代前半  京都府

2015/02/26 18:14

58. イイね!

30分かけて読んだ先には、
感動がありました[ぴかぴか(新しい)][ほっとした顔][るんるん]

春乃[退]
40代後半  群馬県

2015/02/26 16:13

57.  >>56 りょうまさん
アイーン[涙][あせあせ(飛び散る汗)]あんがと~(・・;)))そうですっ、あたすが、鈍なハルノだすっ[表情(いー)]

40代前半  大阪府

2015/02/26 3:07

56.  >>54 春乃さん
まぁ、志村けんも死亡説が出たしドンマイ!

40代前半  大阪府

2015/02/26 3:06

55.  >>53 たなかさん
こちらこそ、読んでくれてありがとう^ ^

春乃[退]
40代後半  群馬県

2015/02/25 21:16

54.  >>51 りょうまさん
まじでかっっ[青ざめ]

昔、芸能ニュースで見た気がしたんだよ~[げっそり]

勘違いっって、
怖いですね、
怖いですね、
怖いですね、
。。。。゛(ノ‥)ノ

さよなら、
さよなら、
さよなら~[表情(嬉しい)][あせあせ(飛び散る汗)]

50代前半  鹿児島県

2015/02/25 20:27

53. 面白い含蓄ある日記でした。ありがとう[!!]

40代前半  大阪府

2015/02/25 18:30

52.  >>50 .:*:・'°胞子 >゜)))彡さん
男目線やからですよ^ ^
女からは散々言われてたから、彼女に問題があったことは間違いないですね(*_*)

女同士はややこしい、男がいれば大丈夫!って女の末路は悲しいよって話しでした( ^ω^ )

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