麻雀には盲牌と言って牌の腹を見ずにどの牌か識別できる技術があるそうだ。





俺は最近、





女の背中を見ただけでオッパイの大きさを識別できるようになりました。




自己評価では98％くらいの確率で的中している。






盲牌は指の腹で牌の図柄を触れないとわからないが




俺はオッパイを触らなくても識別できるからすごいやろ？（えっへん）





俺の「オッパイ道」の師匠ともいえるべき人（６２歳）が、「ほぉ、その境地まで達したか…」と目を細めて喜んでくれた。





ちなみにその師匠は生年月日でオッパイの大きさを１００％当てる。





四柱推命的なノリでオッパイの大きさは運命と共に生まれた時から決まっているらしい。





ともかく後ろ姿でオッパイを識別できるようになったのはいいのだが困ったことがひとつ。





自転車に乗って前を歩いている女性の背中でオッパイを識別したあと



その女性を追い越した先の方でＵターンして真正面から女のオッパイを見て、自分の予想が正しかったか答え合わせをするため






なかなか時間通りに目的地に着かない。



まぁ楽しいからいいいんだけど。




俺の性趣向とはいえ普通に道を歩いてるだけなのに、背中でオッパイを予想される女性には本当に申し訳ないと思うが




俺の脳内だけの無害な遊びだからどうか許して欲しいと思う。







ただ問題は実害をなす男である。






ある日、イベント会場の舞台裏で、その日にＭＣを務める顔なじみの女の子が、涙で目を真っ赤にしながらウエットティッシュで必死にバックを拭いてた。





どうしたのか尋ねたら、




電車の中で痴漢にあい


そのままカバンの中にぶっかけられたらしい。





ローカル線には未だ女性専用車両が無い電車もあるらしく彼女は頻繁に痴漢に遭遇していた。




「捕まえて訴えたらいいのに」と以前アドバイスしたのだが



タレント事務所に所属している彼女は訴えることで現場に遅刻することを恐れていた。



被害届や事情聴取だとか足止めは食らうだろうと。




いかなる理由があろうともＭＣが現場に遅刻すると相当のペナルティがあるそうだ。




だから彼女はこれまで痴漢はグっと堪えていたのだが、今回ぶっかけられたのは初めてだったらしくかなり動揺していた。





しかもそのカバンとカバンの中の財布は、若くして亡くなったお母さんの形見のようなもので、捨てるに捨てられず



母の形見を汚されたことの怒りと悔しさで子どものように泣きじゃくっていた。




本当にひどい話である。







プロらしくその日のＭＣは難なくこなしたが、舞台上の笑顔とは裏腹に

その胸中を察すると同じ男として申し訳なくいたたまれない気持ちになった。





「なぜ男はぶっかけるのか？」



女性のみなさんは不思議に思ってるはずである。





そもそも男の根底には征服願望というものがあり


女性にぶっかけることで「女を征服」した気になるのである。





まぁスケールの小さい話である。





どうせならスケールの大きなぶっかけをしろと言いたい。






俺が若い頃はアウトドアが大好きで週末になると山に行ってキャンプばかりしてた頃があった。、



やはり若いだけに夜になると自然とムラムラしてくるのでそんな時は




通称「野シコ」と言って、

奥の雑木林に入ってオナニーをするのである。





初めて大自然の中におもいっきり放出した時は


さすがに気持ちよさに加えて妙にゾクゾクするものがあり





「俺は地球を「征服」した」と思ったものである。





ちなみに別の友人の「野シコ」は自然界で自然に開いた穴（木や岩）を見つけては「地球とセックス」と言って楽しんでいた。





か弱い女性にぶっかけて征服欲を満たすくらいなら俺達のように


地球を征服するレベルのスケールの大きさにしろ！！と言いたいのだ。






若気の至りで彼女と海中でセックスした時もそうだ。





フィニッシュでは海中にぶっかけたんだが




もし俺のせいで何らかの生態系異常が起こり





どこかの漁港で



俺そっくりなイワシが水揚げされたら




何万匹いるか知らんけど、



全部認知しようと思ったもん。







ぶっかけるならそれほどの覚悟を持ってぶっかっけろといいたい。




嫌がる女性に痴漢だ盗撮だぶっかけだと、


そんな卑劣なスケールの小さいことをせず


男にはもっとスケールの大きなことで性趣向を満たして欲しいと思うのだ。








いつか俺は女性の背中を見ただけで


前世のオッパイの大きさまでわかるような、そんなスケールの大きな男になりたいと思う。