リアルにバレンタインデーっていつだっけ？って思ったら






とっくに過ぎてましたがな。








はい！



みなさんご察しの通り









一つもチョコはいただいておりません！！







涙出てきそうだ・・・。







言いわけさせてもらうと



社内の女子達に何か思うことがあったらしく


今年から社内でのチョコの受け渡しは禁止になった（らしい）





とは言え、




とは言えですよ。







こんなに一生懸命生きている男が


義理チョコの一つももらえない人生ってあってもいいのですか？








チョコを一つももらえないことって今まで生きていてあっただろうか…








それが、あったのである。






あれは忘れもしない小学校5年生時の2月14日。








一枚の写真がある。






同級生の男子4人と公園で写真に写っている俺。





前に同級生3人が横並びで両手にチョコを持って前に突き出し


少し後ろで俺はびっしり横分けに真新しい服でピースサイン。





俺の手にはチョコは無い。







「俺、チョコは家に置いてきてん」

って周りの同級生には言っていた。









無論ウソである。






俺だけ一つもチョコをもらっていなかったのである。





ビッシリ横分けで写っている俺の顔。




普段はそんな髪型はしていない。







バレンタインデーの日だから特別に

わざわざウエットタイプのジェルを頭に塗りこみ
ぴかぴかに濡れた中井喜一ばりの横分けにして



真新しい白いシャツを着込んでおめかししていたのである。






俺は昔からそうであった。






学校のテストも大事な試験もすべて一夜漬け。






事前に勉強してたらできる子のはずなのに直前になって勉強をして悪い結果になる。







バレンタインデーに関しては、一夜漬けどころか







当日にオシャレをしてどうすんねんってアホっぷり。









その写真を見ると一応は笑顔の俺なんだけど



何だか目が非常に暗い。







横分けに肥満児で白いシャツに暗い瞳。






まるで経営破たんしそうな零細企業の社長の目である。






小学校5年生の子どもがこんな光の無い目をするだろうか？







俺は小学校5年生の時のその写真を見るたびに、バレンタインデーでのチョコをもらえない悔しさを歯ぎしりするほど思い出した。






そこから幸いにして（義理も含めると）チョコをもらえない年はなかった・・・






それ以来の屈辱である。







この日を絶対に忘れてはいけないと、当時を思い出し今の自分を写メで撮ってみた。





机に頬づえをついて撮った俺の顔写真







小学校5年の時の潰れそうな零細企業の社長の顔が






今は三方ヶ原の戦い後の徳川家康の顔になっていた…







三方ヶ原の戦いでボコボコの負け戦となり命からがら逃げかえった浜松城で



自分への戒めとして書かせた苦渋の表情の肖像画の徳川家康と同じ目だ。






・・・来年はチョコいっぱいもらえますように。