点と点が線でつながるというのか、断片的な物語が一気に収束するという不思議な出来事を体験した。





ある夜に飲み仲間と酒をわいわい飲んでいると仲間の一人がこんな発言をした。







「ブスに限って『私めっちゃ締まりいいねん』とか言わへん？」





「で、実際にやってみたら全然締まりよくないやろ？」





すると他の仲間もみんな顔を見合わせ「確かに～！」と大いに盛り上がったのである。








『締まり自慢の女にはブスが多い説』




信憑性があるのかどうかはわからないが、その場にいた男たちが深く同意していたので本当にそうなのかもしれない。






かくいう俺も「ブスの締まり説」には心当たりがある。



そのエピソードは後述するとして






なぜ「ブス」は締まりに自信を持っているのか？





誰もが「うーん」と首をかしげるばかりで、納得のいく答えがでないまま次の話題にうつってしまった。





あれから俺は頭の片隅に“「ブス」はなぜ締まりに自信を持つのか？”というテーマをインプットしていた。







それから月日が流れ、今週の月曜日に同世代の仲間とバーベキューをした。





同世代の男が集まると、だいたい話題になるのは「チンコ」の話と相場は決まっている。





バーベキューで極太のフランクフルトを焼きながら





「そういえばみんなチンコの方はどう？」





もう４０歳になる俺たちは日に日にチンコの力が衰え出してきたことを実感している。





薬を飲むほどではないにせよ特に酒を飲むとそれは顕著に表れ、２０代、３０代の頃のような元気は無くなったなとは思う。




すると一人の友人が





「チンコって中途半端な勃起のふにゃチンやったら、めっちゃ早くイッてまえへん？」





友人たちは顔を見合わせ「確かに～！」となった。



諸兄たちもそうではないだろうか？







興奮が絶頂となりギンギンに勃起した場合は、調子がよく、なかなかイかない。



ただふにゃちんの場合だとどういう原理なのかは不明だがすぐにイッてしまう。






同じイクでもギンギンのチンコでイク方が断然気持ちはいいのである。ふにゃちんの場合はせいぜいイってしまった…というレベルである。




なぜふにちゃんはスグにイってしまうのか？





うーん・・・


俺たちは腕組をして考え込んでしまった。





そして俺の脳裏にふいに浮かんだのが、「ブスの締まり説」である。





「ブスの締まり」と「ふにゃちん」






思考の点と点が線でつながった瞬間






俺はその場で開眼した。







あれは俺が２０代の頃の話である。




当時のギャルたちは浜崎あゆみの真似をみんなしていて「アユラー」という一つのブームになっていた。









とあるバーで俺の横に可愛いアユラーがいた。


浜崎あゆみと同じブランドの大きなサングラスをかけて俺を見つめている。




合コンの３次会で俺が連れ出した女である。






俺はべろべろに酔っぱらっていたが、この浜崎あゆみにそっくりな女をどう食ってやろうかと考えていた。



というのもこのアユラーは合コン中にずっと下ネタを話てて「私は超締まりがいい」というのだ。





「今まで私とやった男はみんな口をそろえて締まりがいいっていうの」





それを聞いたらヤリたくなるのが男の性というものである。


しかも浜崎あゆみ似の可愛い女だけに、俺は必死に口説いていた。






「そんなわけで、お願いだからヤラせて」




とんとん拍子に話は進みホテルに行くことになった。





先に俺がシャワーを浴びる。



熱いシャワーを浴びていると、だんだん酔いが覚めてきた。





「今から浜崎あゆみを抱くのか・・・」




期待に胸と股間が膨らんだ。






シャワーから出て脱衣所から部屋を見ると、アユラーはテレビを見て大声で笑っていた。




（テレビを見る時くらいサングラスを外せばいいのに・・・）と思いながらドライヤーで髪を乾かした。





「シャワー浴びでおいでやー」



俺はアユラーに声をかけた瞬間、俺は絶句してしまった。





酔いはシャワーでだいぶ覚めていた。







サングラスをかけた浜崎あゆみそっくりな女。




だったはずだが・・・









浜崎あゆみというより

























Ｍｒマリックだったのである。








（俺は何というものを持ち帰ってしまったんだ）






マリックはシャワーを浴びに行った。






マリックがシャワーを浴びている間、俺はベッドの片隅で頭を抱えていた。




だけど、酔いが覚めたとはいえ完全に覚めたわけではなかった。






（例えマリックでも締まりのいい名器ならば・・・・俺はできる！！（キリ！）




しかも何らかのハンドパワーがあるのかもしれないと期待した。






マリックがシャワーからあがった。





俺は今度は声を出して驚いてしまった。












すっぴんになったマリックは





















麻原彰晃になっていた。











茶色のバスタタオルを胸に巻いたその姿は



インドで修業している麻原彰晃のコスプレである。









うん。


僕ちん完全に酔いが覚めた。





これは完全に俺の手に負える代物でない。







しかし、俺も善良な一市民である。





ホテルに誘って何もせず帰すなんて非人道的な行為はできない。








麻原彰晃とくんずほぐれずと頑張った。






しかし勃起しない。



ふにゃちんのままである・・・






しかしこの麻原彰晃は、自分の締まりはハンパないと豪語している。







これは入れてしまえば何とかなるじゃないか。





えいや！と挿入してみた。







スコ、スコ、スコ、スコ







ＴＨＥのれんに腕押し？



もうぶかぶかすぎて入れてる感覚がまったくない。






麻原彰晃は気持ちいいのだろうか？空中浮遊をしている時の顔をしている。







生き地獄。





と思った矢先、急に射精感が俺を襲った








ドピュ。





ふにゃちんのままイってしまったのである。




挿入後１分ももたなかった。






麻原彰晃は「えーもうイったん？（笑）」と笑いだした。






早くイッてしまった時の男の言い訳は決まっている。







「だって締まり良すぎるもん」






「そうやねん、みんなそう言うねん（笑）」



麻原彰晃は俺の言葉に満足そうであった。











Ａ．なぜふにゃちんはなぜ早くイッてしまうのか。





Ｑ．これは極限にまで精神的に追い詰められたチンコが、「頼むからワイを解放してくれ～」とゲロを吐いてしまうから。









Ａ．なぜブスほど締まりに自信を持っているのか？




Ｑ．上記の理由からふにゃちんだからスグにイッてしまっただけなのに「締まりがいいから」と男から言われ続けているから。







点と点が線でつながりすべての疑問が解けた、とても不思議な体験の話であった。





※完全に根拠の無い俺の仮説なので締まりに自信のある女性は本気で怒らないこと。