だいぶ前の話になるが





「俺がモテないんはハゲてるからや」




女日照りに苦しむ知人は自分がモテないのはハゲが原因と認定しハゲを何とかすることを決意した。




女にモテてセックスをしまくりたい彼はお金をかけて色んな薬を購入しては試し一喜一憂した。




医学の進歩はすごいもので彼のハゲは克服された。




最強の飲み薬が彼にあったそうで、怪しい育毛剤広告のビフォー、アフターなみに毛が生えていたのには正直驚いた。





かくして彼は宣言通り劇的とは言わないまでも、女にモテはじめた。





これはハゲが治ったからというより、ハゲではなくなったことにより積極的な性格になったから女が周りに集まり始めたのではないかと推測している。







これで彼は念願のセックスライフを手に入れたのかと思われたのだが・・・
























「モテたんはええねんけどな



チンコが起たへんねん・・・・」






最強のハゲ薬の副作用は勃起不全。



ハゲの時は一晩で７発オナニーするほどの性欲男だったのに。






インポを治そうとハゲ薬を止めると

今度は再びハゲ出してくる・・・


ハゲないためには一生飲み続けないといけない薬。




女とセックスするためにハゲを治したいのに
そのことによりチンコが起たなくなってしまう。





性の神様はなんて意地悪なんだろうか―




って、そんな話を友人のＦ子（２９歳）に話してたら



Ｆ子が「わかる～！」と目を輝かせた。





「セックスがしたい」この涙ぐましい男の苦労を股を開くだけの女が何をわかるというのか！






Ｆ子はセックスが大好き。




経験人数だけでバチカン市国の人口ほどいるんじゃないと噂されているヤリマンである。




ただそれだけ経験してても自分を満足させてくれる男は一握りだったらしい。





なんなら中折れする男も多かったし

今の彼氏も積極的にセックスを求めてこない。






「もっと気持ちよくしてほしい」







ある日、Ｆ子は恥を忍んで彼氏にそう告げた。




彼は気まずそうに下を向くともじもじしながら







「あの…なんというか…Ｆ子のマンコはゆるゆるなんだよね…」





「ガーン！！」


Ｆ子はショックを受けた。



同じことを言われたのは彼氏だけではなかったからである。






顔とスタイルは抜群にいいので男は寄ってくるが
下の穴がゆるゆるすぎて男が勃起を維持できず、結果、Ｆ子を満足させることができなかったのである。





ショックを受けたＦ子は一念発起して「膣トレ」なるものを頑張ることにしたという。



それは膣を閉まるために特化されたトレーニングである。




彼女は膣トレーニングを受講し、また資料を買いあさり行く日も行く日も「いいセックスができる」ことを目指して努力した。







結果、本当に膣がキュウキュウに閉まるようになったらしい。（ビフォーアフター試してないから本人談ね）




膣トレの効果は本物だという。






彼女は最高の膣を手に入れ、今度こそ本当に気持ちのいいセックスができると思われたのだが・・・


























「男がすぐイクから


全然満足でけへんねん。」









充実したセックスをするために膣トレしたのに、
そのことによって余計に充実できなくなった。








嗚呼・・・なんて性の神様は意地悪なんだろう。






では性の神様に運命をすべてゆだねていいのか？




答えは否！である。






ハゲの彼（結局、チンコとハゲの二択でチンコを取った）と今は彼氏のいないＦ子を紹介することにした。








ハゲの彼は巨根で何発でもセックスできるし。


Ｆ子はセックスさえできれば容姿は気にしないというし。








もしこの２人がうまくいけば、俺が「性の神様」に打ち勝ったと行っても過言ではないだろう。