青春切符で伏見の十石船を見たあと、京都市内へ戻ろうと思ってたけど、折角奈良線に乗ったんだから昔行った玉川の桜堤をもう一回見てみようと奈良行きのホームへ🚞

確かに欧米系の外国人の姿が奈良線でも目立ちすます。
てっきり宇治駅で降りると思ったのに降りない。
もっとマニアックな場所へ行くのかなと考えたけど、私は構わず宇治で快速に乗り換えて玉水駅へ。

玉水の駅舎はリューアルされており、しかし飲食店は昔と変わらず周辺には見当たらないんですよ🤣
だからお花見に来ても昼ご飯は現地で食べようなんて思ってはいけません。

今日は晴天で、堤から川辺に枝を傾けた桜も本当に綺麗でした。
でも少し散りかけかな？

歩いていると歌碑を発見、それが紫式部の歌だったんです。
歌は源氏物語の中で源氏が玉鬘(たまかずら)を思って詠んだ歌のようです。

思はずに 井手のなか道 へだつとも
いはでぞ恋ふる 山吹の花

意味を調べましたら・・・思いがけなく、井手の里を通る道は隔てられてしまったけれど、言葉に出さずとも心の内で山吹の花を恋しく思っています。

ずぱり言うと――「思いがけなく、あなたとの仲は隔てられてしまいましたが、言葉に出さずともあなたのことは心の内で恋しく思っています。」

なんかジーィンときちゃいました。

さて山吹ですが、きれいな黄色をしててのこの時期その辺の山野に鮮やかな色を与えてくれて大好きな花です。

私も歌人になったつもりで一句

　　花吹雪　役者は任せと　山吹が

桜の花が散りかけて、次の役者は俺だよと山吹が主張している、という意味の俳句です。

　季語が2つ入ってるとか夏井先生に叱られるかな？

でも吹が2つ入ってて、リズム感が自分で言うのもあれだけど、いい感じでしょう？！

玉川の堤を行ったり来たり降りたりしてたら、すっかり疲れてしまって、夜の円山公園とか木屋町へ行くのは断念！
玉水駅から京都駅まで戻り、姫路行きの新快速に乗車。

新快速にはラッキーなことに座れて、寛げたんで素晴らしい一日となりました。
終わり良ければ全て良し!!

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