放射線の影響は私も詳しくはわかりませんが、テレビでの発表は、「はっきり述べた」情報がほとんどなく、ただ漠然と「大丈夫」「心配ない」とか「念のため」ばかりで根拠の説明がありません。
これでは、不安になるのも当たり前ですので、私なりの理解を書いておきます。
前と同じく、平成20年時点で配布されていた、関西原子力懇談会の資料から。
放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線、の4種類があり、それぞれ特徴があります。
どの放射線も、強い場合は体に影響がでます。
例えば、紫外線は光という電磁波ですが、紫外線の持つエネルギーによって、長時間浴びると皮膚がやけどのような状態になります。皮膚ガンの発症確率もわずかですが上がります。
それと同じように、放射線のエネルギーが吸収されると人体が焼けて傷つきますが、ガンマ線や中性子線のように透過力が高いものは、人体の奥深くで悪さをするようです。
勿論アルファ線やベータ線も、強い線量の物質に直接触れれば影響がある場合もありますが、アルファ線は紙でも遮断出来ますので、強力な線量であっても手袋や長靴などできちんと対策することでほぼ防げます。
しかし、強いガンマ線や中性子線が出ている場合は防ぐことが難しく危険だと思われます。
ですので、役人が発表する放射線量も、アルファ線なのか、中性子線なのかで対応の仕方が変わって来ます。また、放射性物質には半減期があり、放射線量が減っていきますが、半減しない物質や、あっても44億年
などという物質もあるので、何の物質が飛散したのかも重要な問題です。
報道ではほとんどその情報がないので、福島県民の理解は得られないでしょう。
私個人でも報道機関や役所には詳細かつ整理された情報の公開を訴えたいと思っております。
コメント
2011/04/05 22:36
2. >さやかさん
コメントありがとうございます。
福島の海岸沿いは、残念ですがしばらく魚も野菜も観光も、何もかもダメでしょう。
親戚のたくさんいる懐かしい山々や昔住んでいた海浜が日本から消されてしまったように感じます。
返コメ
2011/04/04 21:43
1. 騒がれているけどよく知らなかったわ
ありがとう
ためになりました
早く収束するといいですね
返コメ