【第四章】



去年の暮れ､僕は職を失った｡今流行りのﾘｽﾄﾗだ｡



そして会社を去る直前､僕は風俗へ行った｡



現実逃避でなどではない｡



行くことが当然だと思ったから｡



そして風俗へ行ったその日の夜､僕の心の中は感謝の気持ちで満たされていた｡



今までに感じたことがないまでに深く泣きそうなほど､それでいてとても幸福なものだった｡





…



その日指名した姫はもちろんま○



彼女は僕にとって特別な人だから



慰めてもらいに行ったのではない



今までのお礼を言いたかっただけ



僕は職を失う｡



それに彼女は学校に通うために日本に来ているので､それが終わったらすぐに中国に帰ってしまう｡



そしたらもう二度と会えなくなる



その前にどうしてもお礼を言いたかった｡



…



去年の三月に再会してから､数える程しかま○とは会ってない｡



その頃のま○は学校最後の課題のために､店に出勤するのは稀になっていたから｡



だが､その日は運よく出勤｡俺はすぐに予約し､ま○に会いに行った｡



…



その日ま○の顔をみたら急に緊張してきてしまった｡



うまく伝えられるか不安だったから｡



ｻｰﾋﾞｽを受けてる最中も上の空｡



感動的な場面にしたい等と厨二病まるだしな事考えてた｡



これから服に着替えてｻｰﾋﾞｽ終了て所で､俺は失業する話から切り出した｡



でもいざ話し出したら､急に恥ずかしくなってしまって…



最後に一言



｢今まで本当にありがとう｡｣



それだけしか言えなかった｡



でもま○は



｢こちらこそありがとうですよ｡｣



って笑顔で言ってくれた｡



嬉しかったけど､なんだかあっけなくも感じた｡



ま､結局こんなものだろうと思いながら部屋を出た｡



…



それはその夜突然やってきた｡



ふと俺は､なぜか幸福感を感じてる自分に気が付いた｡



『ありがとうって言えた｡』



そんな言葉が勝手に頭の中に浮かんでくる｡



顔がにやけてきてしょうがない｡



今まで｢ありがとう｣なんて言葉は腐る程言ってきた｡



でもこんな気持ちになったのは初めてだった｡



感謝する事がこんなに気持ちいいなんて知らなかった｡



俺はそれを教えてくれた事でも､ま○に深く感謝した｡



同時に今まで出会ってきた全ての人に感謝したくなってきた｡



泣きそうな程に嬉しかった｡




























ま､こっから先は固い事なしだぜとっつぁ～ん

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.rY(_･丶ｲ･_)|h
.ﾋ|　　i　　|ﾘ
.`|　_`　)　ﾀ
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　　＼二ﾆ／



固くていいのはﾁﾝｺだけ



それが俺のｸｵﾘﾃｨｰ



俺は別に感謝の気持ちが大切だって､能書きたれるつもりはない｡



ただ､本気で相手の事思って､｢ありがとう｣って言うのﾏｼﾞ気持ちｲｲ(ﾟ∀ﾟ)からﾏｼﾞｵｽｽﾒ



って言いたいだけ



その気持ちよさたるや､それはもう､早漏な俺が逝っちゃう位
(*´ω`)



俺はそのことを親からでも､学校からでもなく



風俗から…ま○から学んだ



あまりの嬉しさにずっと誰かに伝えたいと思ってた｡



それがこの日記を書き始めた理由



そんだけ



…



前の日記で､お土産やﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄは自分のためのｵﾅﾆｰだって感じのｺﾒﾝﾄ書いてくれた人いたけど､



それは俺も禿同



この日記だってｵﾅﾆｰだし



でもそのｺﾒﾝﾄは俺に気付かせてもくれた



ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄあげた時､いつもま○が言ってくれてた言葉の意味を｡



｢気使わなくてよかったのに…でも気持ちはありがたいですよ｣



いつもま○は､物にじゃなくて､気持ちや思いに対して感謝してくれてたんだよね



それが本心なのか､仕事で得た技術なのかは分からない



でもこれだけは言える｡



ま○は本当にいい女



…



例えｵﾅﾆｰだとしてもいんじゃね？



相手の事心底考えてｵﾅﾆｰすれば｡



もしかしたら相手もｵﾅﾆｰし返してくれるかもしんないし｡



そしたらそりゃもうSEXっしょ



ただ無理強いｲｸﾅｲそりゃただのﾚｲﾌﾟだから



てか､この考え自体もｵﾅﾆｰなわけですが…(-.-;)



ま



こまけぇこたぁいいんだよ!!

　 /)
　/ ／)
`/／／　　＿＿
｜`ｲ二つ／⌒⌒＼
｜ 二⊃ (●)(●)＼
/　 ﾉ／⌒(_人_)⌒ ＼
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…



それに俺はま○を喜ばせる事に成功した時もある｡



それはいつも俺の元に届くBurberryﾌｧﾐﾘｰｾｰﾙの招待券あげた時｡



中国人はBurberry好きだって聞いたから､俺はま○にあげてみた｡



ま○は本気で喜んでた



あれは正真正銘本物の笑顔



例えそれが物に釣られた笑顔だったとしても構わない｡



あの笑顔が見れただけで俺は幸せ



ま○と俺は､風俗嬢と客｡



ま○は今まで仕事として俺の相手をしてくれた｡



だから俺は客としてﾍﾞｽﾄを尽くしただけ｡



俺はそれだけでいいと思うし､それがいい客ってもんじゃない？



…



書きたかった事はこれで全部｡



長い間､俺のｵﾅﾆｰに付き合ってくれてありがと



最後に一つだけ



『風俗は僕から大変なものを盗んでいきました…』

　　 へ￣￣￣＼
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それは莫大なお金と時間です




















もちろん僕の心もね(>_<)ﾉｼ




　　　　　―完―