ぶっ生き返す2
ぶっ生き返すを観ながら聞きながら、周りの人々に感謝をし、経過観察の日々を送っていた。
今まで泣くことも無く、鬼軍曹とあだ名で呼ばれていた俺は泣いていた。生きたいと心から思っていた。
気が付くと誰かの為に何かをするという行動理念が生まれていた。
誰かを思いやる気持ちの余裕が無かったのだろう。
過去の自分が恥ずかしくなった。
病気になって良かったと思っていた。
そんな感じにピュアモード炸裂な日々を送っていたある日、ホルモンの「鬱くしき人々」のMVを見た。
去年の今頃の自分がフラッシュバックした。
脳腫瘍の発作が出始めたのが去年の今頃だったのを思い出した。仕事が一気に3倍にはね上がったストレスをきっかけに発症したのを思い出した。
涙と共にダークモードに突入した。
「やはりもう少し休もう」
そう呟いた翌日がたまたま定期診察の日であった。
驚愕した。
担当医から、
「化学療法で脳腫瘍が大人しくなるかもしれない。その代わり長期の入院になります。」
本当に休む事になったのだ。
しかも経過観察ではなく治療が出来るのだ。
それからが本当に速かった。職場に挨拶に廻った。若い後輩にも申し送りしきった。一度やりきった。
地元の友達にも報告した。
両親、兄妹夫婦達にも報告して思いの丈を伝えた。
一度死んでまた生き返します。
抗がん剤治療はどうなるのか先が見えなくてたまらなく怖いが、とりあえず前に進みます。自分で自分を産む苦しみと思って。
言霊が現実になってきているのです。
なので日記にしてみました。生き返ってみせます。
みんな、皆様本当にありがとう。