往々にして夫婦の問題を抱えている方は、そのはけ口などを別の場所に求めることがある。
パートナーの浮気、あるいは無関心などで、その関係にぎくしゃくしたころ、ここにやってくる人も多い。
特に女性はそうな人が多いと感じる。
男性は勝手な解釈をする人もいるが、「これとあれは別物」とか「狩猟本能」とか言っているが、浮気心を持った男性は、女性よりも多いと思う。
女性の場合は、現実のことからの逃避でもあり、はけ口でもあり、いわゆる、ふらふらした状態、でここに来る人も多い。

夫婦関係の問題を抱えて、ふらふらしているときに、ここで知り合った男性に惹かれて、それがここ特有の優しさ、偽りの優しさとは気づかずに、恋いに落ちる。
しかも、結婚前以来だから、恋するのも久しぶり。
これまでの夫婦間ではなかった優しさや、久しぶりに女として認められている快感に陶酔して、気づいたときには夢中になっている。しかも何年ぶり？いや何十年ぶりの気持ちの高ぶりか、自分にまだこんな感情が残っていたことに驚きと喜びを感じる。
でも、よく考えれば当たり前のことである。
これまで、結婚生活で他の異性に関心を持つことがなかっただけで、パートナーの裏切りでなどで関心を持つようになれば、普通、ときめきを感じるものだ。
もっと言えば、相手なんて誰でも良い。

その相手の男性も女性のふらふらした気持ちを分かるから、優しくすれば良い。本当の目的は、身体を求めることなのだから。その目的のために、夫にはない優しさを作り、接していけば良いのだから。そう、偽りの優しさ、偽りの愛情。うそのこと。


やがて、二人は身体を重ねる。
身体目的であった男性は、数回の行為で飽きてしまう。女性は気持ちを求めているから、性の行為は手段であって目的ではないから飽きることはない。
二人の関係はやがて終わる。
女性は失恋したこと、自分がだまされていたことに気がついて、深い傷を負ってしまう。

そんな女性に、また次の偽りの優しさを持った男性が近づいていく。
2度も欺されない！と思っているけど、心の隙間をもった女性は、そこに巧みにつけ込まれて、また、同じ思いをする。

外道はそこを狙っている。
だから
外道なのである。

僕も
外道と言われた。
男は、そんなところがあるのかもしれない。
それは性差だから…と言っても、
それは違うと思う。


男女の関係、思惑、違って当然なのかもしれない。
だから、複雑で奥深いのかもしれない。
そんな風に開き直っても、ひととき、自分を顧みることも大切かもしれない。