埼玉県所沢市に最近できた、角川武蔵野ミュージアムに行ってきたんですよ！　

　もー、見てくださいよこの外観！　マグリットの「ピレネーの城」にも似た圧倒的存在感と違和感！　隈研吾氏、天才やな！

　そしてその中身もさあ！　最高of最高やった……。_(:3 」∠ )_


　特に「エディットタウン」と「本棚劇場」ね！

　エディットタウンは『松岡正剛氏の監修により世界を読み解くための「９つの文脈」にそって約2.5万冊の本が並ぶ』（公式HPより）図書館ゾーンである。

　その蔵書が素晴らしすぎるんですよ！(≧▽≦)ﾉｼ

　どこを見ても興味をそそる本ばかり！　研究するのではなく「知識を得る楽しさ」「読んで学ぶ場所」という形を突き詰めたかというか。学術書は控えめだけど、面白い切り口の専門書やエッセイのセレクトが絶妙なんだよね。

　しかも、角川グループ以外の本がほとんどという誠実さなのである。最近六本木の「文喫」や青山の「蔦屋書店」をはじめ『膨大な蔵書量と、書店員選書による質の良い専門書の品揃え』を売りにした本屋が増えてますが、それと比べても群を抜いた品揃えと質の高さだと思う。

　俺の好みに限れば、選書合戦、エディットタウンがぶっちぎりで優勝ですわ。ああ、ここに住みたい……。

　もともと角川書店は、創業者の角川源義氏が古本を買ったところ、そこに手書きで「目が潰れる程本が読みたい」と書かれていたことに衝撃を受け、そういった知に渇望する若者の一助たらんとして立ち上げた会社なんですよね。その創業の志を結実させたような、素晴らしいラインナップだと思いますわ。(*´ω｀*)


　そして本棚劇場！

『高さ約8メートルの巨大本棚にかこまれた空間。KADOKAWA刊行物と、角川源義文庫、山本健吉文庫、竹内理三文庫、外間守善文庫ほかの個人蔵書が一堂に並ぶ』（同上）本棚！

　しかも東洋文庫のモリソン書庫と違って「今」の本が一杯並んでて、手に取って読めるのね。そしてさらに、30分に一度、プロジェクションマッピングの投影までされるという！　パーフェクトやんけ！

　うおお、近所に、近所に欲しい。エディットタウンだけでもなんとか作って貰えませんか！（無茶言うな）


　正直行く前は「値段たけー！　ボッタクリやな角川！」と思ってたんですよ。

　全部の施設を見るには一日券に加え、EJアニメミュージアムのチケットまでいるんだが、その場合、ネット購入の割引価格でも5千円くらいかかる。

　でもあのクオリティと内容やったら、安いとまでは言わんけど、十分その価値はありましたわ。ゴメン、角川。謝る！と言いたいが、お家騒動で分裂したとき応援してたコミックコンプとかの連載がアオリで打ち切り食らってたりした恨みをまだ忘れてないのでやっぱり謝らん！（笑）

　まあいいや、今は、17時半か。閉館20時だし、エディットタウンの本を読んで読んで読みまくるぞー！(≧▽≦)ﾉｼ


ピンポンパンポーン♪


ん？　なんだ？


『ご来館の皆様にご連絡申しあげます。当館は18時で閉館します。あらかじめご注意下さい』


ええ！？　20時閉館のはずじゃ！？　ーーああ！？　コロナか！　コロナで閉館時間も早まってるぅー！　あああああー！？（Ｔ▽Ｔ）


　目　が　潰　れ　る　ほ　ど　本　が　読　み　た　い　。