フィンランド・グラスアート展。
東京都庭園美術館で2023/9/3まで開催されていた「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」展。
北欧三国の一角、「ノル上、下スウェーしたら玉がフィンフィンする」の"フィンフィン"ことフィンランドさんである。(最低)
期待以上に素敵やったー。(*´ω`*)
第2会場の現代作家の作品も良かったが、やはりアルヴァ&アイノ・アアルトやグンネル・ニューマン、カイ・フランク、タピオ・ヴィルッカラなど、巨匠の作品は流石でしたわ。
ガラスという素材は不思議なもので、固体でありながら、流体でもある。どっしりとした存在感と、透明さが生み出す非存在感がせめぎ合う。色、透明さ、形を自由自在に変化させられ、しかして同じものでも時間や場所、はらむ光の量で印象が全く変わってくる。大好きなのである。
そんなガラスアートの魅力に溢れた展示でした。ガラスという素材はやはり光や水を思わせるからか品があるんで、今回のフィンランドグラスのような、ミニマルでスマートな作品と相性が良いと思うんだよね!
中でもタピオ・ヴィルッカラの作品が本当にツボだった。
フィンランドを代表するマルチデザイナーであり、彫刻家でもあった方なんだけど、自然を参考にした造形と、ガラスの持つ特性を活かし尽くした表現がもう、素晴らしすぎて……!!
展示されていた《氷山[3525/3825]》なんか、まさに氷山のような荒々しさと山奥に湧く清水の美しさを閉じ込めたような奇跡のバランスで、超好き。(*´ω`*)
それを旧朝香宮邸というレトロモダンな会場で、ある作品は自然光で、またある作品は真っ暗な部屋の中でスポットライトを当てて、など、その作品に合わせたライティングで見ることが出来るのである。まさに眼福!
会場にも展示があったが、アアルト夫妻やヴィルッカラなどは、今なお生産されているテーブルウェアをデザインしているし、それを使ったコースなんか、併設のレストランで食べられたら嬉しいのにな。
た だ で さ え 予 約 取 れ な い あ の レ ス ト ラ ン が 、 さ ら に 混 み そ う だ け ど 。
せめてカフェの方でなんとか!(≧▽≦)