涙の理由
体や心が傷付いた訳でも、何かに感動した訳でもなく、まるで自分の中で何かの糸がプツンと切れた様に涙が流れる。
それはなんの前触れもなく小さな湧き水の様にそっと溢れ、暫くの間流れ続ける。
自分に問い掛けてみる。
「どうしました?」
「いやいや、ただ涙が止まらないんですよ」
「どうしてですか?」
「その答えは聞かない方が良い。それにその事を考えない方が良い」
………だそうだ。
自分自身から目を背けた方が、都合が良い部分もあるんだ。
だから、流れ始めたら止まるまで放っておく。
寝てしまえば、朝には止まっているからね。
自分を理解しているから、その涙の訳も解っている。
でも、あえて知らない・見ない振りをして、自分自身の心を誤魔化している。
涙は感情の発散。
ただ何も考えず自然に任せて、流れるなら流れるままにした方が良い涙もあると思うのだ。
それは、自分の心を直視出来ない弱さのせい。
コメント
2012/01/26 10:44
1. 「出す」「出る」のは良いことです
汗、おしっこ、〇ん〇、熱、膿、痰、感情、声、そして涙‥
それらと一緒に、何か良くないものも出るのだろう
スッキリすることあるよね
泣けるなら泣く、大人には泣けない時も多いから
理想をいえば、側で受け止めてくれる人がいたらいい
返コメ