もっとラフに。
も~、最近は良い事がないなぁ~。
一億円でも落っこちてないかなぁ~?
さて、仕事帰り。
人でごったがえす、
乗降客の多い駅の階段。
ゴトッ!ゴトッ!ゴトッ!
何の音かと目をやると、
初老のおばちゃんがキャリーバックを転がしながら、階段を下りるのにあくせくしてる………。
「おばちゃん、(バック)持つよ」
いつもの事だけど………
周りからの視線がいたい。
あからさまに「偉い」「すごい」というニュアンスの視線だ………。
でも、そういう目で見られる度に、少し哀しくなる。
「いやいや、違うよ。
誰にでもできる事だよ、
何も特別な事じゃない、
勘違いしてるよ」
って、思うんだ。
そんなに、自分で壁を作らなくても良いじゃない。
もっとラフに、
もっとフレンドリーに、
もっと自然に
で、良いと思うんだよなぁ。
………と、言っている自分は、
都会向きじゃないよなぁ……
と、思うのでした。