蒼天のセピア
桜も散った…。
諸行無常だね…。
白と桃色の間の様な、
淡く朧気………
そして、薄絹を纏う様に
軽く、優しく、包み込まれる空気が
たゆたっている。
その中では、初めましてと
さようならが交錯する。
学生から社会へ
社会から引退へ
諸々の環境の変化だけではないだろう
人それぞれの、何がしかの
区切りをつける方もいるだろう。
そんな、初めましてに目を輝かせる人達と
さようならに懐古する人達。
このところの清々しい青空も、
蒼天として映っているのかな………
セピア色に映っているのかな………
なんて、思ってみたのさ………。