驢馬の視界
清々しい新年を迎えたのは
どれ位ぶりだろう。
年が明けて、じっと考えた。
友人は言った、本気だと。
どれ程の本気さなのかは、
あえて聞かなかった。
ただ言えるのは、
友人は私というハードを手に入れた。
きっと、私の性能次第で
右とも左ともなるだろう。
それだけ期待されていると言えば聞こえは良いが、私はそれがただ単に、過大評価しているに過ぎないと思っている。
が、何をするにも
私が関わる事になるんだろう。
その時に最高の一手を打てるように。
友人が私に求めているものを叶える為には、私自身、ソフトもハードも性能を上げないとならないよな。
期限は3年。
だけれど、目標は2年。
この2年で、負荷の掛かる目標と
結果をだそう。
とても気持ちの良い緊張感だ。
立ち止まって見上げた目標は
遠く霞んだ山並み。
中間なんて目に入らない。
歩き出したら後は、
自分の足下しか見ないものさ。
一歩の積み重ねだもの。