警察物語。
50代半ば  東京都
2012/08/28 23:46
警察物語。
厳正で真面目そうなイメージの有る警察官ですが色々な方が居ます。


現在、全国には約25万人の警察官がいます。

因みに、余り目立ちませんが自衛官もほぼ同数の人員がいます。

この25万人の警察官の中で、いわゆるキャリア組といわれる方は全体の1%にも満たない0.8%程度の2000名前後しか居ません。

キャリア=国家公務員第一種試験に合格したとんでも無く難しい試験に合格した方々です。

彼等は、入庁と同時に半年間「警察大学校」に入学して、幹部警察官としての勉強をします。

よく勘違いするのは、警視庁の警察官ですが国家公務員では有りません。

上記のキャリア組と一部の警察庁に採用された事務職が国家公務員ですが、警察官全体で国家公務員は4000名弱でしか有りません。


ただ、警視正以上の階級(ノンキャリア組で成れる最高の階級ですが、警視総監、警視監、警視長に次ぐ上位から4番目の階級で、実質的には各県警クラスでは警察組織を動かしています。だいたいノンキャリア組の1500名に一人ぐらいしか昇進しません)が、その経費は警察庁の負担と成り、有る意味国家公務員に準ずる扱いと成りますが、厳密にはやはり地方公務員なのです。

例えば、都内でも新宿署とか大型な警察署以外では、もう一階級下の警視が署長です。

本年、警察庁に採用されたキャリア組は約80名前後で、彼等は11月上旬ごろより、大半は都内の交番に実務訓練を兼ねて配属されますが、23歳程で既に「警部補」の階級です。

もし、警察キャリア組に興味の有る方は、11月頃に交番で青い線の入った帽子を冠っている警察官がキャリア組の警察官です。

日本の警察独自の慣習で、東京大学を卒業したキャリア警察官でも、交番勤務は経験させられます。

また、この交番制度は海外にも輸出しており、「コウバン」は世界用語です。

でも、五十歳を越えた「交番長」でも、巡査部長なので階級としては彼等より低いのです。

亀有交番で両さんが「部長」て呼んでいるのは、この巡査部長の事です。

新宿駅西口の大型交番の交番長でも警部補なのです。

そして、半年未満で彼等キャリア組は「次のステップ」に上がり、二度と交番勤務なんて有りません。

まぁー、実務を指導する巡査部長もホッとするらしいですが。(^_-)-☆

更に話しますと、この80名前後のキャリア組で、東京、京大は30名足らずですが、この30名足らずのキャリア組がものすごく速度で出世して行きます。

早ければ、一年程度ですが地方の(おおむね関東、関西の大都市圏ですが)警察署署長を経験したりとか、外務省に出向したりで大使館勤務をしたりもします。

警察庁や警視庁の上級幹部は、未だに東京、京大で占めらているのは、このポジションを累々と後輩に譲っており、その他の国立大学や有名私大卒の警視総監や警察庁長官が現れるのは何時ごろでしょうかね。(ーー;)

また、おいおいと暇なおりに書いて行きますね。(^ー^)ノ
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