ズル林と呼ばれて久しい館林市民だが、気温観測地点から離れた館林の外れでも暑いものは暑い。
仕事中の暑さなら耐えられるのだが、休みで気が抜けている時の暑さは堪える。
我が家には、二人以上在宅時のみ冷房を使用可というルールがあるため冷房も使えない。
かき氷でも食べたい所だが、おっさんがひとりでかき氷を食べに行くのは抵抗があるので、近所のスーパーへ冷たいものを買いに行くことにする。
なぜか家に落ちていた2000円をポケットに突っ込み、財布も持たずにスーパーへ。

入り口で売っていた35円の白くまソーダを買おうかどうか迷っている時に女性から声を掛けられる。
｢車を降りた時にお金を落としましたよ。｣
2000円を手渡される。
わざわざ拾って持ってきてくれたらしい。
ありがたいとしか言いようがない。
危うく金も持たずに買い物をするところだった。

良い人もいたもんだ。
世の中捨てたもんじゃない。

普段なら豆腐やところてんしか買わない所だが、俺的には奮発してハーゲンダッツを買って帰る。
よりうまく感じることだろう。